■“山田一強”や “トニセンカミセン格差”という前例も

 前出の女性誌編集者は話す。

「Snow Manは長い下積み生活を経てデビューした苦労人グループとして有名で、後から追加メンバーとして加入した目黒さんも、個人の仕事をSnow Manに還元するべく頑張っていることがたびたび語られています。いわゆる“バラ担”のメンバーも格差ネタは覚悟の上で、全員でグループを盛り立てようと一生懸命なのでしょう。

 もちろん、設楽さんも彼らがオイシくなると思ってやっているのは間違いないですが、ただ、やはり推しが雑に扱われたり、変に特別扱いされる構図を嫌がるファンが多いのも仕方ない部分はありますよね……。さらに、連ドラ『トリリオンゲーム』は『バナナサンド』と同じTBSの番組だけに、番宣などで格差ネタが顕著にならないか、と不安がられているんです」

 以前からジャニーズのグループでは、一部メンバーに人気が偏り、グループ内で格差が生まれてしまうことがままあった。

 たとえば、Hey!Say!JUMPは当時事務所最多の10人組ユニットとしてデビューしたが、山田涼介(30)以外がほとんど話題にならない時期が長く続いていた。

 また、V6三宅健(43)と森田剛(44)の“剛健コンビ”がJr.時代からカリスマ的な人気を誇っていた反動で、特に年長グループである坂本昌行(51)、長野博(50)、井ノ原快彦(46)ら20th Century(トニセン)が最初期は冷遇されていたことで知られている。

「最初のCDのジャケット見たら、同じサイズで撮ったはずなんすけどトニセンがやたら小さくなってたんです。最初6人でやるって言われてたラジオ番組もカミセン(剛健コンビと岡田准一)がやることになったり」

 と、2020年放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で井ノ原は当時格差があったことを認めていた。

 今年でデビュー3周年を迎え、さらなる人気獲得へ勝負所のSnow Man。これ以上、格差が問題にならなければいいのだが……。