■「ノアの方舟」を巡る考察が大沸騰中

 ノアの方舟を巡っては、第11話でトルコのアール山を中心とした半径1000キロ圏内の空港が別班員拉致事件に関係しているという話題の際に、乃木(堺)が「またの名をアララト山。ノアの方舟が漂着したといわれている伝説の山です」と発言していたことも注目を集めている。

 同作には乃木の実家がある「島根県奥出雲」が何度も登場しているが、同町と鳥取県日南町の県境には「船通山」という山がある。スサノオが船で渡来した際、その船が止まったという伝承が残る山だが、“山に船が漂着した”というノアの方舟伝説との共通性を意味深だと見る視聴者も多いのだ。第22話予告で山積みにされた本には、ノア関連の書籍だけでなく『島根の洪水伝説』という題の本もあった。

 そのほかにも、“ジャミーンには人間の善悪を見抜ける力がある”という設定などから、

《ノゴーンベキは奥出雲の実家でノアの方舟の本を大量に読んでたけど、テントでノアの方舟計画を実行する時にジャミーンの悪い人を見分ける能力で振り分けようとしてた?》
《ベキが「ノアの方舟」の文献を読み漁っていた。ただ余生を楽しんでいるだけなら、なぜ今このタイミングで? エリシャとプリシャの拉致(略)全部繋がっていたとしたら…?ベキの生存は、次の計画の始まりなのか》
《あと2話なら伝説の正体は…とかにならず「シンシーの本部を水没させよう!ノアの方舟作戦だ!エリシャを方舟に乗せろ!」とかになりそう》
《『ノアの方舟』と『島根の洪水伝説』他 西洋:ノアの大洪水(選別)東洋:ヤマタノオロチ(自然の脅威)「方舟に乗れなかった者(孤児)」を救うテントの真意。過酷な世界でどう生き抜き未来へ繋ぐか(VIVANT=生存者)という問いが深すぎる!》
《もし洪水が、現代の大規模な破滅を暗示しているとしたら? 核による破滅から誰かを守るための「方舟」なのか。それとも、まったく別の意味なのか。シンシーが執拗に狙うジャミーンと、ベキが調べていた神話。この2つがつながったとき、『VIVANT』最大の秘密が明かされるのかも》

 などなど、神話になぞらえた考察が多く寄せられている。

 6月11日に行なわれた合同取材会では、堺は『VIVANT』第2シーズンの台本を「神話レベル」「神話の登場人物を生きている感じ」としていたが、今後の展開は、果たして……。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。