■松嶋菜々子は現場ADに対して……

 現場を知る芸能関係者が、同ドラマの“差し入れ”事情について明かす。

「ある日、山田さんが黒トリュフのサブレを差し入れてくれたんです。製造した廣尾瓢月堂は、1988年創業の東京・中目黒にあるお店で『六瓢息災』(むびょうそくさい)という一口菓子が有名です。職人の手作りで、原材料にもこだわった菓子は高級感もあり、手土産や贈り物としても人気を博してきました。

 その廣尾瓢月堂が、甘いだけでなく、お酒のシーンにも合う“大人のお菓子”を創りたいという思いで開発し、昨年新発売したのが、山田さんが用意した『B.T.B.Sable』(『B.T.B.』は“Black,Truffle,Butter”の頭文字)。27枚入で3240円のものですね。

 カリカリ食感に焼き上げられたサブレの表面は、トリュフオイルでコーテイング後、黒トリュフをブレンドしたシーズニングパウダーで仕上げられています。口に入れた瞬間に広がるトリュフの薫りとともに、コクがありながらきちんとスイーツの甘みも感じられ、発売直後から話題となりました」

 山田はさすがのセンスを見せつけた形だが、この関係者によれば、同日、橋本は福岡県の高級ブランドいちご「あまおう」を差し入れ。そして、山田演じる新田東郷の母・新田静役の松嶋菜々子(49)は、長崎カステラの老舗「福砂屋」のカステラを差し入れたという。

 外側はカリッとしながらも、甘さとコクを併せ持つ“大人”なサブレ、一粒で濃厚な存在感を示すいちご、そして老舗の貫禄が漂う、シンプルと上品な甘さが魅力のカステラ。まさに三者三様の人柄を表しているのかも。

「橋本さんは、現場で待ち時間が長かったり、あるはずの小道具が見つからないなど突発的なトラブルが発生したりすると、焦る感情がチラリと覗くこともあるんです。主演で出番やセリフが多いので、やはりプレッシャーを感じているところもあるのではないでしょうか。一方、松嶋さんはADにも敬語で話しかけるなど物腰も非常にやわらかで、さすがの“余裕”を感じさせます。

 ちなみに、橋本さんは郷土愛が強く、いちごの『あまおう』もそうですが、先日は福岡の有名ラーメン店・一蘭のラーメンも差し入れていましたよ」(前同)