2019年7月に亡くなった創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)の“性加害問題”への対応を迫られるジャニーズ事務所。事態は、藤島ジュリー景子社長の退任劇にも発展しかねないほどの深刻さだという――。
3月中旬、イギリス公共放送のBBCが、ジャニー氏の“性加害問題”に焦点を当てたドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(原題:Predator:The Secret Scandal of J-Pop)』を放送。
元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(26)が、東京・丸の内の「日本外国特派員協会」で記者会見を行ない、15歳の頃からジャニー氏に性加害を受けていたと告白。
これを受け、ジャニーズ事務所が社員や所属タレントらに聞き取り調査を行ない、ジャニー氏の姪で現社長のジュリー氏の名前付きで“文書”を関係先企業に報告していたことも朝日新聞やニュースメディア『Arc Times』の取材で明らかになった。
■「カウアン氏&ジュリー氏会談」に関係していたとされる2人の人物
5月11日配信の『TBS NEWS DIG』の取材に応じたカウアン氏は「事務所も本当の意味で自分のことかのように向き合ってくれたら。社会で見ている人たちもそこから何かを感じ取って、生き方を変えるきっかけになったら、本当の意味で良い方向に行くのかなと」とコメント。
同メディアの問い合わせにジャニーズ事務所は「事務所の見解及び対応について、今週末公式にお伝えさせていただきます」と書面で回答している。
カウアン氏はジュリー氏と対面して話し合いを行なったとも、5月5日に生配信されたたかまつなな(29)のYouTube動画で告白。
「今後、僕のほうのSNSでも、事務所のほうからも発表されると思うので多くは言えないんですけど……」と前置きし、ジュリー氏サイドから連絡があったとし「すごく真摯に心から向き合っていただいた」と語っていた。
「実は、カウアン氏とジュリー氏の話し合いの場に、東京新聞の望月衣塑子記者(48)と、ジャーナリストで『SMAPはなぜ解散したのか』(SBクリエイティブ)などの著書で知られる松谷創一郎氏も関係し、さらに立ち会っていたという話も聞こえてきています。その松谷氏のツイートが、芸能関係者の間で物議を醸しているんです……」(芸能プロ関係者)