■各局がAIアナ導入に積極的なワケ
前出の制作会社関係者が話す。
「日テレやTBSでもAIアナの導入を進めています。顔出しナシで原稿を読むということに関しては、間違うこともありませんし、もはや生身のアナウンサーに勝っているとも言えますからね。
加えて、『Nスタ』(TBS系)のホラン千秋さん(34)が好例ですが、タレントのアナウンサー化も進められています。また、特に女子アナの中には結婚を機に退職してしまったり、タレントに転向する人も少なくない。
さらにコロナ禍もあって、各局はアナウンサーの採用を絞ってしまった。ところが、絞ったことでアナウンサーが足りなくなるという事態も招いているんです」
/
— Nスタ 公式アカウント (@nst_tbs6) April 8, 2023
いよいよ このあと よる6:30~#オールスター感謝祭23春 🌼
\#Nスタ から #井上貴博 キャスター#日比麻音子キャスター が
3年半ぶりに復活する#赤坂5丁目ミニマラソン に参戦します🎽#ホラン千秋 キャスターは
うちわでエール💨#オールスター感謝祭 #ラヴィット #TBS pic.twitter.com/0hUKK1EiEg
■AIアナならスキャンダルとも無縁
そういった人材難、労働時間の問題をはじめとする“働き方改革”なども昨今重視されるようになり、AIアナの開発・導入が積極的に進められているという。
「フジの女子アナたちが“ステマ”にかかわっていたなどのスキャンダルもありましたが、AIアナならスキャンダルもありません。
それに、そもそもアナウンサーという存在自体、“東アジア特有の文化”だと言われています。欧米ではキャスターが原稿を読み、報道番組を仕切ったり、バラエティ番組はタレントが進行を務めます。そういった背景から“そもそもアナウンサーは必要ないのではないか”という議論も出てきているといいます」(前同)