■各局がAIアナ導入に積極的なワケ

 前出の制作会社関係者が話す。

「日テレやTBSでもAIアナの導入を進めています。顔出しナシで原稿を読むということに関しては、間違うこともありませんし、もはや生身のアナウンサーに勝っているとも言えますからね。

 加えて、『Nスタ』(TBS系)のホラン千秋さん(34)が好例ですが、タレントのアナウンサー化も進められています。また、特に女子アナの中には結婚を機に退職してしまったり、タレントに転向する人も少なくない。

 さらにコロナ禍もあって、各局はアナウンサーの採用を絞ってしまった。ところが、絞ったことでアナウンサーが足りなくなるという事態も招いているんです」

※画像は『Nスタ』の公式ツイッター『@nst_tbs6』より

■AIアナならスキャンダルとも無縁

 そういった人材難、労働時間の問題をはじめとする“働き方改革”なども昨今重視されるようになり、AIアナの開発・導入が積極的に進められているという。

「フジの女子アナたちが“ステマ”にかかわっていたなどのスキャンダルもありましたが、AIアナならスキャンダルもありません。

 それに、そもそもアナウンサーという存在自体、“東アジア特有の文化”だと言われています。欧米ではキャスターが原稿を読み、報道番組を仕切ったり、バラエティ番組はタレントが進行を務めます。そういった背景から“そもそもアナウンサーは必要ないのではないか”という議論も出てきているといいます」(前同)