「ようやく逮捕となりましたが、まだまだ一定の影響力を持っていることが証明された形ですね」(全国紙社会部記者)

 黒光りした褐色の肌に金髪、水色のTシャツに白のハーフパンツといういかにもな風貌で6月4日夕方、成田空港へと現れたのは、前参議院議員のガーシーこと東谷義和容疑者(51)だ。

 前出の全国紙社会部記者が語る。

「4日の午後5時15分ごろ、成田空港に到着したガーシー容疑者へ逮捕状が執行されました」

 警視庁は3月16日にYouTube上で俳優の綾野剛(41)らを常習的に脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反の疑いでガーシー容疑者への逮捕状を取得済み。しかし、当時はドバイに住んでいたため、逮捕はできない状態が続いていた。

「ガーシー容疑者が帰国の意思を示さないとあって、3月23日には外務省が旅券返納命令を出すも、帰国は叶わず。業を煮やした警視庁は5月以降、捜査員をドバイへと派遣し、現地の捜査当局とガーシー容疑者の帰国、逮捕へと向けて協議を進めていました」(前同)

 徐々に外堀を埋められていったガーシー容疑者。ドバイがあるUAE国内で身柄を拘束されると日本行きの飛行機へと乗せられることとなったとみられる。そんなガーシー容疑者は現在、湾岸警察署で身柄を拘束されている。湾岸署といえば、2020年9月に大麻取締法違反で逮捕された俳優の伊勢谷友介(47)や同年10月に都内でひき逃げ事故を起こした伊藤健太郎(25)ら著名人の勾留先にもなることで知られている。

 前出の社会部記者が続ける。

「2008年に新設された湾岸署は施設が新しいこともあり1人部屋も多い。また、周辺が住宅街でないことからマスコミ陣が殺到しても、近隣住民の迷惑とならないなど著名人の勾留先としては何かと便利なんです」