奈緒(28)主演の木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の第8話で、前回に続いて、田中みな実(36)が複雑な感情に揺れるバリキャリ妻役を好演。視聴率、見逃し配信「TVer」ともに好調だ。

 6月1日放送の第8話の内容は以下。カフェで吉野みち(奈緒)と向かい合った新名楓(田中みな実)は、長い沈黙が続いた後、落ち着いた様子で夫・新名誠(岩田剛典/34)との浮気について追及。今は仕事以外では会っていないと訴え、ひたすら謝罪するみちに、楓はイラ立ちを覚えながらも、新名との関係の経緯を問いかける。

 みちは、夫・陽一(永山瑛太/40)とのことで悩んでいて、相談に乗ってもらったと話すが、「あなたさえいなければ、うちは何の問題もなくうまくいっていた」という楓の言葉に、思わず自身の悩みは夫とレスだと話してしまう。楓は「たかがレスごときで」と言い捨てたが、みちが悩みを具体的に話すうち、動揺した表情で涙ぐんでいた。

 その後、楓は、誠に転職を考えていると明かされ、自分とやり直そうとしていると感じると、「私、誠としたい」とベッドに誘う。そのころ、陽一も、ベッドでみちにキスをして、夫婦の愛を確かめようとしていた。しかし、楓(田中)と陽一(永山)は、それぞれが今まで自分がしてきたように、相手に「ごめん」と拒まれてしまい……という展開。

 視聴者のツイッター上の反響は、「この脚本はすごいね。ここまで人間を洞察できるとは。いやいや圧倒されました。ってか、田中みな実さんはすごい女優だなあ」「冒頭のみちと楓のシーン見応えあったなぁ……みちが伝えた言葉で、楓が自分のしてきたことに気づいていく表情がとても良かった」など、脚本と田中の演技への称賛の声が寄せられていた。