前参議院議員のガーシー（東谷義和）容疑者（５１）が６月４日にＵＥＡ・ドバイから帰国し、千葉・成田空港で著名人らへの常習的脅迫などの容疑で逮捕。警視庁本部に移送された。

　ガーシー容疑者は仲間と共謀し、２０２２年２月から８月の間にＹｏｕＴｕｂｅに配信した動画で俳優の綾野剛（４１）、ジュエリーデザイナーの福谷公男氏、ドワンゴ創業者の川上量生氏の３人を常習的に脅迫したなどの疑いが持たれている。

　４日夜、弁護人を務める高橋裕樹弁護士はガーシー容疑者と接見。その後、ＹｏｕＴｕｂｅで生配信を行ない、接見時の様子を説明。

　ガーシー容疑者が日本に帰国したことについて「すっきりした気持ちとほっとした気持ちが強い」と穏やかな表情で話していたとし「自分で空港に向かい、自主的に帰国した。無理やり帰国させられたわけではない」と強調。移送時に笑みを浮かべていたことについては「マスコミがたくさんいたから」と話したという。

　容疑については「配信した事実関係については客観的証拠もあるので、（捜査に）協力姿勢でいく」と説明しているようだ。

■ガーシー容疑者が捜査に協力するワケ

　夕刊紙記者が話す。

「黙秘を貫くかと思いきや、一転して捜査に協力する姿勢とはちょっと意外ですよね。ただ、それはガーシー容疑者がこれまで一方的に主張してきた暴露ネタに自信があるからだともっぱらです。脅迫の容疑をかけられているが、そうではなく“本当のことを言っただけ”と言いたいわけですよね。

　それを証明していくこと＝捜査に協力するということなんでしょう。暴露が真っ赤なウソだった場合、より罪が重くなる可能性もありますからね。つまり、これまで自分が言ってきた暴露ネタがウソではなく本当であり、その詳細を捜査関係者に伝えていくということなんでしょうね」

　あらためて過去の暴露が明るみに出たり、詳細が報じられたり、検証される可能性も出てくるだろう。

「ガーシー容疑者はこれまで数多の芸能人の裏の顔を一方的に暴露してきたわけですが、そうなると今、大きなダメージを受けるのはＮＨＫ連続テレビ小説『らんまん』になるのではないかと、一部では言われています。ガーシー容疑者はドラマのメインキャストの暴露を過去にしていましたからね」（ワイドショー関係者）