奈緒(28)主演の木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)は、視聴率は右肩上がりの好調が続いているが、ついに「離婚」という禁断ワードが飛び出し、不穏な展開になってきた。

 このドラマは、ハルノ晴氏が『漫画アクション』(双葉社)で連載中の、累計発行部数が840万部(電子+紙)を突破している同名コミックが原作。夫婦のレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んで話題になっている。

 6月8日放送の第9話の内容は以下。吉野みち(奈緒)の夫・陽一(永山瑛太/40)が、賃貸の契約を更新しないで、マンションを買わないかと言ってきた。すでに内覧の予約も入れたというが、そのマンションの間取りは1LDK。陽一が、子どもが産まれた時のことを考えていないことが分かり、みちは不信感を抱く。

 一方、新名誠(岩田剛典/34)の妻・楓(田中みな実/36)は、夫が出勤すると荷物をまとめてマンションを出て行く。しばらくホテル住まいをして生活することで、新名の気持ちを試そうと思っていたのだが、「しばらくホテルに泊まる」とLINEするが返信はない。「帰って来い」という返事を期待していた楓は悲しみに沈む。

 その後、新名が転職で会社を去る最後の夜、みちと新名は、感謝の言葉とともに、それぞれの道を歩き出した。しかし、みちへの思いがあふれた新名は駆け戻り、彼女の手を取ってバスに乗ろうとするが、2人で「もう、どこにも逃げたくない」と踏みとどまる。そして、お互いの家へ戻り、それぞれのパートナーと向き合って……という展開。

 ラストは、新名が楓に離婚を切り出し、みちに「話したいことがある」と言われた陽一は、子どものことだと思い、「作ってもいいよ」と応じた。この陽一の言葉に、視聴者からはツイッターに「腹立つー!命懸けのことなのに、なんで上からなん?」「精神的に幼すぎるし、もし子ができても全然寄り添ってくれなさそう」などと非難が集中した。