6月も半ばを迎え、夏ドラマや秋の改編期の話題も増えつつある。

「良い話題も多いですが、ネガティブな話題も少なくありせん。4月にスタートやリニューアルした“新番組”の中にはさっそく危機に直面しているものもあります。いわゆる視聴率が悪い番組が散見されているんです。

 テレビ不況もあり、テレビ界はシビアになってきていて、昨年、フジテレビのお昼に放送していた『ポップUP!』のように、わずか9か月で打ち切りになってしまうこともありますからね……」(制作会社関係者)

 テレビ各局は世帯視聴率ではなく、広告収入に直結する13~49歳のコア視聴率を重視している。

「そのコア視聴率で爆死している新番組がボチボチ出始めているんです。アンタッチャブルがMCを務める『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』(カンテレ・フジテレビ系)もその1つなんです」(前同)

■アンタッチャブルにとって初のゴールデンMC番組だが……

 4月11日にスタートした『アンタッチャブるTV』(毎週火曜19時)は“パンドラの箱”、すなわち世の中にあふれる「残念」「危険」「不思議」な事象に体当たりで取材を行なう番組。アンタッチャブルの柴田英嗣(47)と山崎弘也(47)にとって、コンビ結成30年目にしてゴールデン帯初MCの番組でもある。

 そのタイトル通り、時には“触れてはいけない事象”にも切り込んでいくと謳い、「低評価の宿」や「危険なにおいがしまくる町内会」などでもロケを行なってきた。

※画像は『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』の公式ツイッター『@un_touchable_tv』より

「2004年の『M-1グランプリ』王者のアンタッチャブルの初のゴールデン番組ということで、スタート時はそれなりに話題を呼びました。しかし、5月30日のコア視聴率は1.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)という低数字。

 この時間帯はマツコ・デラックスさん(50)MCの『マツコの知らない世界』(TBS系)が絶好調で、コア5%弱をキープ。毎週のようにコア1%台の『アンタッチャブるTV』はまったく歯が立ちません」(同)

 番組に対して視聴者からは、

《番組内容のダイジェストを冒頭やCM前にやってしまうので、ネタバレになってつまらない。見る気を失う。同じシーンを何度も見るので時間がもったいない》
《ぶっちゃけアンタじゃ視聴率取れないし、裏番組のマツコには勝てないんだよね》

 といった厳しい意見も寄せられている。