俳優の松下洸平(36)がTVerで9月より配信されるオリジナルドラマ『潜入捜査官 松下洸平』で主演を務めることが明らかになった。

 同作は民放公式テレビ配信サービス・TVer制作による初のオリジナルドラマ。在京民放5局が制作協力として参画。各局の人気バラエティ番組が局の垣根を超えて1つのドラマに登場するという、“TVerにしかできない”制作方法で臨む。

※画像はTVerの公式ツイッター『@TVer_info』より

■「売れるつもりがなかったので“スカーレットのせいで”……」

 松下が演じるのは松下洸平本人。実は警視庁の潜入捜査官で、とある大物俳優の疑惑解明のために任務として15年前から芸能界に潜入し捜査をしていた――という設定で繰り広げられるサスペンスコメディだ。

 在京民放5局の人気バラエティ番組は、劇中の松下が出演している設定でドラマの中に登場するが、実際に松下が本物の番組収録にゲストとして出演し、バラエティ番組の収録と並行してドラマの撮影もするという、いまだかつてない撮影を敢行。収録したバラエティ番組は通常の番組として放送・配信され、ドラマとバラエティが融合したまったく新しいエンターテインメントとなるという。

 本人役を演じることについて「松下洸平役ではありますが、本当の正体は警視庁の捜査官なので、松下洸平でありながら松下洸平でないという絶妙な設定だなと思っています」とし「タイトルを最初に聞いたときは“本当にそれでいきます?”とお伺いしたんですけど、しっかり製本された台本を見てこれでいくんだなと。今ではインパクトのあるタイトルになったなと思います」とコメント。

 松下の出世作であるNHK連続テレビ小説スカーレット』や『やんごとなき一族』(フジテレビ系)など、松下の過去の出演作の名称もドラマ内に出てくるといい、“決して売れてはいけない俳優だったのに想定外に売れてしまった”という設定のため「売れるつもりがなかったので“スカーレットのせいで”みたいなセリフも入ってくるんですけど、それは僕ではないので(笑)」と苦笑。

 松下は「本当に『スカーレット』のおかげだと思っています」と強調し、「非常に絶妙なラインでクスッと笑っていただける設定になっているなと思います」と説明した。