木村拓哉(50)主演の連続ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の最終話が6月19日21時から放送され、世帯視聴率10.6%を記録。その結果、全話の平均視聴率は9.8%で幕を閉じた(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。これは木村主演の連ドラではワーストの結果で、冷徹な鬼教官である“風間公親”も不機嫌待ったなしだ――。

 そもそも木村は、当初から「月9」という“冠”に疑問を抱いていた。

 ワイドショー関係者が言う。

「このドラマは木村さんにとっては『HERO』シーズン2以来、9年ぶり11作目の月9主演でした。ただ、4月3日に都内で行なわれた完成披露舞台あいさつの際、木村さんは、最初にこの作品が月9枠で制作されるという話を聞いた時の感想として、“ないな、と思いました”とバッサリ。

 さらに作品の力が大事だとしたうえで、“もう月9って言わなくてもいいんじゃないかな?と個人的には思ってる”と、フジテレビの関係者が“月9”を強調することに対し、あからさまな不快感を示していました。

 結果的に、昨年ワーストを記録した『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の平均世帯視聴率11.0%を下回る厳しい数字に終わったわけですから、今ごろは苦虫を噛み潰している状態なのではないでしょうか。木村さんは、出た結果に対していろいろ言うのは周囲の仕事というようなことを言っていますが、やはり多くの凄い記録を作ってきた“視聴率男”として思うところはあるでしょう。

 そして、その周囲への影響は凄まじい。昨年、『未来への10カウント』が“キムタク史上初の1ケタ視聴率”を記録した際、テレ朝内部は騒然となったそうです。“誰かが責任を取るしかない”ともささやかれたそうで、今回の『教場0』のフジテレビでも、そうした話になるかもしれませんね……」