■ゴールデン2時間SPが「コア視聴率1.1%」の大問題数字

 中居のMC番組は数字が取れない――その最たる例は、6月24日に放送したニュース情報番組『中居正広のキャスターな会』のスペシャル版(テレビ朝日系)だ。

 平時は毎週土曜日の12時放送の昼番組だが、6月24日には「緊急企画!! いま日本が危ない! 防犯知識をアップデート 全国統一防犯テストSP」と題し、18時30分からゴールデン2時間スペシャルとして放送された。

「近年、日本は連日のように民家・宝石店への強盗や悪質な窃盗が相次いでいます。それから身を守るべく、実演を交えて専門家が解説したり、全40問の『全国統一防犯テスト』を行なう、という内容でした。

『世界の衝撃事件映像15連発』として海外の強盗撃退の名場面・珍場面が紹介されるコーナーなどもあり、よくも悪くもかなりテンプレ的な内容で、これと言って見どころもなかったですね。それも大きかったのでしょう、コア視聴率がめちゃくちゃ悪かったんです」

 現在テレビ各局は今、13~49歳の視聴層に的を絞った個人視聴率、“コア視聴率”を最重要視している。『キャスターな会2時間SP』は、この数字が非常に悪かったという。

「『キャスターな会2時間SP』のコア視聴率は1.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という、ゴールデン帯としては残念極まりない数字だったんです。番組内容が面白くなかったところが大きい気もしますが、中居さんのゴールデンのMC番組としては史上最悪級の結果。おそらく同番組は、2度とゴールデン帯の放送はできないでしょうね。

 ただ、松本さんとの『まつもtoなかい』のレギュラー放送がスタートしたのが大きな話題になって、盛り返した部分はあるものの、以前から中居さんは“数字が取れなくなってきている”とも言われてきましたからね……。スタッフからの評判がとても良いため続いているものの、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)も低視聴率化が指摘されています。

 同番組は路線変更を狙っているフシさえありますね」