今、テレビ界で女性お笑いカルテット「ぼる塾」の“田辺さん”、田辺智加(39)の存在感が増しているという――。
6月25日放送のTBS系『坂上&指原のつぶれない店』(毎週日曜19時~)ではフードコートを特集。番組終盤には、スタジオ内に“ミニフードコート”を作り、出演者たちが食事を楽しむ場面があった。そこで存在感を放ったのが田辺だった。
出演者たちが数人ずつに分かれて座るなか、田辺はゲストの俳優・高橋文哉(22)と2人きりでテーブルを囲むことに。その2人に対して、他の出演者たちが囃し立てたりイジったりして、番組はひとしきり盛り上がりを見せた。
「どんな番組でも、田辺さんを中心に盛り上がることが多いんです。田辺さんは必ずしも積極的に発言するわけではないし、ボケを放り込むこともなく、またイジられた時に強いツッコミで返すこともない。それでも中心になることが多いのはレアケースです」(制作会社関係者)
基本的にはイジられキャラの田辺だが、いわゆる“容姿イジリ”のようなものは、そこまで多くはない。なぜなのか。
「そもそも女性芸人への容姿イジリは、イジられた側からの強いツッコミがあって初めて成立するものですが、田辺さんはたどたどしくツッコむことはあっても、怒りを表現することはない。つまり田辺さんを相手にした場合、容姿イジリは笑いになりにくいんです。
ツッコんだ側も笑いに変えられないとなれば、結果的にスベることになるので躊躇してしまう。田辺さんへツッコむ場合は、共演者もほのぼのとした笑いを目指す形になるのです。
また、最近の風潮として、容姿イジリがテレビでウケるわけでもないという事情もありますよね。世の流れ的にはどんどん避けられる方向ですし、さらに、ぼる塾自体が体を張る仕事や露骨な容姿イジリを含むロケなどをあまりやっていないというのも、理由のひとつ。結果的に容姿イジリも少ないということでしょう」(前同)