■荒れた公式の雑ツイート……背景にある苦しい低視聴率事情

 制作会社関係者は続ける。

「そもそも、Snow Manメンバーが、仕事でもプライベートでも都内で活動していることは容易に想像がつきます。そのため、平日の午後に投稿された“都内出没中”というメッセージにツッコミを入れる人や、また地方在住であること、授業中であることを嘆く声も散見されました。

 その他、都内以外で見たという明らかな“ネタ”を投稿する人もいたようですし、声をかけられたなど、真偽が分からないものも登場。説明がなさすぎて、出没中だから何なのか、また仮に見つけたらどうしたらいいのか、という企画意図やルールがさっぱり説明されず、ツイッターはただただ荒れていましたね」

 こうした炎上リスクのある投稿をした背景には、今年4月からグループ初の冠番組である『それスノ』が、ゴールデン帯へと進出したことも影響している可能性がありそうだ。

「Snow Manは現在、ジャニーズ事務所内でも1、2を争う人気グループ。それとともに、番組も深夜単発から全国ゴールデン帯にまで昇格。TBSにとっては高い視聴率、とりわけ若年層の数字をしっかりと確保したい、という期待があります。

 しかし蓋を開けてみれば、ゴールデン初回となった4月28日の2時間スペシャルこそ平均世帯視聴率は6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でしたが、6月16日放送回は世帯平均視聴率が4.3%まで下落。

 同じ日に他局で放送されていた番組と比べると、トップが『ミュージックステーション2時間SP』(テレビ朝日系)で7.7%。バラエティでも『沸騰ワード10』(日本テレビ系)7.2%、続いて『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)5.2%となっており、TBSはひとり負け状態。

 さらに、テレビ各局が今、最重要視する13歳から49歳までのコア視聴率も2%台とこちらも、同時間帯の日テレ、テレ朝、フジの3番組に完敗しています。若い層の視聴者も獲得できておらず、テレビ東京を除く主要民放キー局で最下位の現実……番組サイドの焦りも透けて見えますよね」(前同)

 一連の“出没”騒動に、ファンからは《こんなに大規模な企画してくれるの嬉しい!》という声の一方で、《ごめんやけどこういう企画求めてない 私たちはメンバーのわちゃわちゃが見たい》という声も。

 なお、同番組は6月28日18時過ぎ、《Snow Man都内出没終了しました。後日放送にて詳細を発表します!》と投稿し、それまでの連投を削除している。

 果たして、視聴率アップを狙わんとして物議を醸した企画の結末は――。