■『硝子の少年』は179.2万枚の超ヒット

 山下がKinKi Kidsの『硝子の少年』や『ジェットコースター・ロマンス』をはじめ、嵐の『復活LOVE』、木村拓哉(50)の2ndアルバム『Next Destination』では『MOJO DRIVE』、『MORNING DEW』、『Good Luck,  Good Time』と3曲を提供している。

「『硝子の少年』は、179.2万枚というダブルミリオンに迫るとんでもない数字を売り上げ、山下さん自身もコンサートでカバーを披露しています。ジャニーズとの仕事で莫大な印税を得ているわけで、やはりジャニーズ事務所に物申すという展開は考えられないですよね」(前出の芸能プロ関係者)

■山下達郎が中野サンプラザの大トリを飾ったが……

 7月2日、50年にわたって音楽やサブカルチャーを発信してきた東京・中野の複合文化施設「中野サンプラザ」が閉館。“大トリ”として山下がステージに立った。

 すでに公式ツイッターアカウントは消滅してしまったものの、中野サンプラザは閉館日に次のツイートをした。

《長きにわたりご愛顧賜りました皆さまに心より感謝申し上げます。
50年の感謝の気持ちをこめて…。
ありがとう そして バイバイ!》

 前出の芸能プロ関係者は言う。

「松尾氏も契約解除を報告するツイートのラストで“バイバイ!”と綴っていましたが、中野サンプラザも同じでしたよね。中野サンプラザの最後のステージを務めたのは、松尾さんとの件で名前が浮上した山下達郎さん。だから、意味が込められた“被せ”なのでは――そんな声も一部で上がっていますが、さすがに最後にそんなことをするとは思えない。ただ、そうした声が出るほど、“ジュクジュクとした事態”になっているんです。

 松尾氏は15年所属した事務所と決別したわけで、山下さんにも複雑な思いがあるでしょうが、迂闊にコメントするようなこともできない。“ジャニー氏の闇”が飛び火して、不幸な別れを生んでしまった――ということなのではないでしょうか」(前同)

“ジャニー氏の闇”はジャニーズ事務所以外の業界関係者にも大きな影響をもたらしている――。