■今後、TOBEへの“移籍”が加速する2つの理由

 そして、“タッキー派”のJr.内ユニットIMPACTorsの合流も確実視されている。「すでに彼らは新曲を3曲、東京・杉並区のスタジオで収録済みでその制作費はTOBEが持っている」(レコード会社関係者)という話に加え、TOBEが「IMP.」というロゴマークを商標登録中であることが6月に確認されたことも、彼ら7人のTOBE合流説を後押ししている。

 7日に行なわれたYouTubeの生配信では、三宅が「来週14日のこの時間には、僕たちと“新たな仲間たち”で生配信をさせていただく予定でございます」とコメント。それが、IMPACTorsなのでは、という見方が強くなっている。

 さらに、8月31日付でKis-My-Ft2を脱退し、ジャニーズ事務所を退所する北山宏光(37)についても、滝沢氏との関係の深さを知る多くのファンが「三宅が誕生日の7月2日に所属を発表したから、北山も誕生日の9月17日に何かあるのでは?」と、合流を期待する声が出ている状況だ。

「滝沢さんは“引き抜き”ではないとしていますが、ジャニーズサイドからすれば引き抜きのように思えてしまうでしょうね……。

 ただ、今後こうしたジャニーズタレントがTOBEへ移る流れは、落ち着くどころか加速度的に増えていくと言われています。理由は大きく分けて2つありますが、1つは“ジャニーズが何も言わない”ということですね」(芸能プロ関係者)

 滝沢氏がTOBEを立ち上げたことや、大物の辞めジャニたちが事実上“移籍”していることに関して、今日に至るまでジャニーズサイドは全くコメントを出していない。

「他社のことなので公のコメントはなくて当然かもしれませんが、裏側で“藤島ジュリー景子社長や上層部が怒り心頭になっている”と言った声も漏れ伝わってもきていませんよね。普通ならこうした話は出てくるものですが。

 そうしたことがない理由――それは、“メリー喜多川”こと、藤島メリー泰子氏(享年93)が2021年に亡くなっていることが最大の要因だと言われています。田原俊彦さん(62)も、トラブル発生時などにはメリー氏が前に出て対処していたことを“悪い役をやらなきゃいけない”と、2017年にバラエティ番組で表現していましたが、こうした状況のときに前面で出てバシッと意見を言うのがメリー氏だったんです。それには賛否の声もあったでしょうが、事務所の利益を最大に考えて動くのが創業者のメリー氏でした。

 しかし、そんなメリー氏が亡くなったため、現在、TOBEサイドに強く出られる人がジャニーズにいなくなってしまったというのが、TOBEに流れるタレントが増える理由の1つ目です」(前同)