■HYBEと手を組んで「世界的レコード会社」から新曲リリース!?

 韓国の総合エンターテインメント企業・HYBEには、BTSENHYPENジャスティン・ビーバー(29)、アリアナ・グランデ(30)などの世界的アーティストが所属。韓国で最も勢いのあるエンターテインメント会社と言えるだろう。

 同社は2022年12月、日本法人である「HYBE JAPAN」は新法人ならびに新レーベルとして「株式会社NAECO(ネイコ)」を設立し、女優の平手友梨奈(22)が移籍を発表したことも記憶に新しい。

「HYBEはユニバーサルミュージックグループ(UMG)と、アメリカを拠点とするガールズグループを立ち上げる計画を2021年11月に発表しています。つまり両社は極めて近い関係にあり、BTSをはじめ、UMGと契約しているアーティストも少なくありません。

 平野さん、そして神宮寺さんもそうなるのかもですが、HYBEと手を組み、UMGから新曲をリリースするという流れもありそうだという話なんです。そうなると一気に世界市場が見えてくるのではないでしょうか。TOBEに合流するのは国内案件や広告絡み、ファンクラブ運営をどうするか、といった部分にとどまるのかもしれません」(前出の芸能プロ関係者)

 滝沢氏はジャニーズアイランド社長としてジャニーズJr.の育成とプロデュースを手掛け、ジャニーズ事務所副社長としてWEB展開にも注力したノウハウを持っている。平野や神宮寺もそういった滝沢氏の手腕に期待しているのかもしれない。

■東南アジアを制したアーティストは世界市場へ

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「一方でTOBEは3月に立ち上がったばかりで海外へのパイプはまだそれほどはないでしょう。人脈の広い滝沢氏のこと、当然、そうしたルートの開拓もしているでしょうが、同社のバックアップですぐに海外進出できるかといえば、決してそうではないのではと。そんな中、浮上しているのがHYBEとUMGと手を組むという話なんです。

 HYBE傘下のレーベルには男性K-POPグループ・SEVENTEENが所属していますが、彼らは韓国や、今年9月から12月までドームツアーが行なわれる日本だけでなく、2.7億人の人口誇るインドネシアや1.1億人のフィリピンなど、東南アジアでも絶大な支持を得ています。

 東南アジアの若者は日本の若者以上にスマホを使いこなし、SNSにも熱心で、彼らの支持を得られればSNSのフォロワー数や動画の再生数も、ケタが1つ増えるほど爆発的に増加するといいます。東南アジアを制したアーティストは、アメリカ、世界市場での活躍も期待できると言われているほどなんです」

 SEVENTEENのインスタのフォロワー数は1241万人(7月7日現在)で、日本人のインスタフォロワー数トップクラスのお笑いタレント・渡辺直美(35)の997万人をはるかに凌駕している。

永瀬廉さん(24)と高橋海人さん(24)の新生キンプリのインスタのフォロワーは約233万人。比べると、SEVENTEENの数字がいかに凄いかが分かりますよね。両者の差は、東南アジアでの人気です。東南アジアで人気になれば、日本のアーティストとはケタ違いの支持を得ることができるわけです。平野さんもHYBEのプロデュースをバックに東南アジア市場を目指し、さらにはアメリカへの進出を狙っている可能性もありそうです。

 滝沢さんのTOBEに合流するからといって、日本国内だけを見てやっていくというわけではないはずです。神宮寺さん、10月以降に合流するとされる岸さんも含め、やはり世界進出を見据えているのではないでしょうか」(前同)

 平野と神宮寺のTOBEへの合流は、世界進出への第一歩にすぎない!?