■「5人のキンプリ」活動終了で起きたファン増加も一因

 匿名掲示板などで、ネット上にある複数の情報からロケ地などを特定していく“特定班”――。本サイトは、その特定班の女性Aさんに話を聞くことができた。Aさんは今回の件に対して「キンプリ分裂でライト層が増えたことが原因」と嘆く。

「ジャニーズファンは情報収集力が高い人が多い上、横のつながりもある。そのため、昔からレッスン場や非公開の収録スケジュールなどを把握している人も一定数いました。しかし、そういった情報は“仲間内のみで共有する”という暗黙のルールがあった。SNSなどで情報を特定できても熱心なファンは拡散するような行為はしません。

 しかし、2022年11月にキンプリ5人による活動が今年5月をもって終了することが発表され注目を集めると、ライト層のファンが急増。ファンマナーがなっていない、ヤラカシ行為をする人が増えたんです」

 また、”特定班”には独自のSNSマナーがあるのだと明かす。

「テレビなど一般メディアでも“特定班”が取り上げられるようになって勘違いしている人も多いですが、特定班とはネット上にある情報を基に複数人で特定していく行為だから、“班”なんです。基本的に特定行為は、大手掲示板内で完結させ、それを見たメディアの人たちに裏取りをしてもらうまではSNSなどでは発信しない……というのがマナーだったんですけどね。

 最近は特定班を気取ってSNSで情報を拡散させる人も多いですが、ガセを事実かのように拡散させる人も少なくないのでそれが大きな問題です。あくまで“特定班”はネット上に落ちている情報の答え合わせをして楽しんでいるだけですから」(前同)