7月12日に亡くなったタレントのryuchell(りゅうちぇる/享年27)さんと生前親交のあったモデルの吉川ひなの(43)が14日までにインスタグラムを更新。自らの思いをつづった。

 この日、青い海の画像を添えて、「それぞれの手の中にある小さな画面越しに、会ったこともない世界中の人と繋がっていられる時代」「こんなものを手に入れてしまったわたしたちは、それをどう活用するのか」とSNS時代に対する警鐘を鳴らした吉川。

「たったひとつの地球で多種多様な命が生きている。人は自分と違って当然」と続け、「よく、想像してる。もし世界中の人たちが思いやりと優しさだけを伝染していったとしたら、この世界はどうなっていくのかを。わたしの手の中にあるこの小さな画面は、遠く離れた誰かを悲しませることもできるけど、励ますことだってできる」と、使い方によって真逆の作用をもたらすと訴えた。

 ryuchellさんが彼女の著書『わたしが幸せになるまで』(講談社)を読んだことがきっかけで、インスタグラムを通じて親交をスタートさせたという2人。21年7月にはインスタライブを通じて対談を行い、互いに子どもを持つ親という立場から、多様性や自己肯定感などについて赤裸々に語り合った仲でもあることから、このたびの投稿はryuchellさんの訃報を受けてのものとみられる。

「それぞれの違いを受け入れて、誰もがありのまま生きていける愛と思いやりに溢れた優しい世界にしていきたい」と切実な言葉で結んだ吉川。フォロワーからは「りゅうちぇるさんとのインスタライブずっと覚えてます。愛の溢れている世界になればもっと人は自分を出せるのに…」「同じ思いです 皆が思い合って、優しくなれる世の中になりますように」「私もひなのちゃんと同じ想いです」「ひなのちゃん、ありがとう。心から共感します」「本当にそう思います…ひなのちゃん辛いだろうけど元気出してね」「ひなのさんの言葉に救われました」といった共感の声が相次いだ。