■海外ハイブランドに平野が起用される“現実味”
全身ルイ・ヴィトンを着こなした平野には、ブランドから提供が入ったのかという憶測も飛んだ。一方で、これからの活動の幅として、《アンバサダーやるしかないですね!》《アンバサダー来ないかなぁ》など、ブランドの顔となる“アンバサダー”を期待する声も多数上がっている。
「近年、海外ハイブランドによる日本人タレントの起用が続いています。22年には、グッチのグローバル・ブランドアンバサダーに志尊淳さん(28)が就任。Snow Manの9人と三吉彩花さん(27)はティファニーの日本アンバサダーとなりました。
今年、23年は山崎賢人(28)とKingGnu・常田大希さん(31)が日本人初のサンローランアンバサダーを務めます。ブルガリのアンバサダーに任命されたのは森星さん(31)。ブルガリのアンバサダーに日本人が就任するのは、18年のKoki,さん(20)、21年の山下智久さん(38)に続く3人目。さらに16年からシャネルのブランドアンバサダーに就任しているのは小松菜奈さん(27)。ハイブランド業界は現在、日本人のアンバサダーラッシュと言える状態です」(前出の女性誌編集者)
アンバサダーとは英語で“大使”のこと。つまり、ブランドを代表して広くそのイメージやメッセージを伝える役割というわけだ。ファッション誌ライターが日本人起用ラッシュの背景を説明する。
「第一は親しみやすさ。海外のハイブランドというと、どうしても日本人には手が届かないもの、というイメージも強いなかで、自分が知っているタレントが“顔”になっているとわかれば、一気に親近感がわくものです。
加えて、SNSの広がりがあります。日本人を相手にする場合、海外のタレントがSNSで発信するよりも、日本で活動しているタレントが発信した方が購買訴求効果は大きい。日本のマーケットを狙うなら、日本で人気があるタレントに白羽の矢を立てるのが“正攻法”であることは確かでしょう。
とはいえ、ブランドのイメージは最も大切にされなくてはいけない。ダークなイメージやスキャンダルはご法度です。知名度はもちろんですが、気品、好感度の高さなど、そのジャッジはシビアです」
身につけたものがことごとく在庫切れになる平野のインスタグラムのフォロワー数は、現在351万人。そんな平野がヴィトンのアンバサダーに就任しようものなら、”最強アンバサダー誕生”として売り切れ商品を続出させるのは間違いなさそうだ。