■モンゴルで白は「幸福と偉大さ」の象徴
二宮が演じる男は、肌が砂漠圏の人物としては色白かつ、衣装も純白。この服はモンゴルの民族衣装「デール」だと思われるが、モンゴルで白は「幸福と偉大さを象徴」するとされる。それだけに“白”を強調している二宮に対しては、
《この大地で暮らす人が白い服&色白な肌で違和感あったけど、たぶん、この違和感は大事な演出。ニノをもってくることでその違和感をかなり色濃く出した。この国のもとの公式な皇族とか?》
《ニノちゃんの様相からして高貴な役柄とみた。。。》
と、“二宮の役は何らかの高い地位の人物だろう”と推察する声が多い。
「また、第1話では堺さん演じる乃木に対して、テロ組織の一員が“お前がVIVANT(ヴィヴァン)か?”と言いだして突然態度を変えたことから、“テロ組織にはヴィヴァン=日本人という確信がある”という図式が成立するという考察もあります。
そのため、劇中の“ヴィヴァン”というのは、役所さんや二宮さんのことではないか。そしてヴィヴァンこそ、警視庁公安部の野崎(阿部)も追っている“世界中を巻き込む大きな渦”の核ではないか――そんな見立てもありますね」(前出のテレビ誌編集者)