■『VS魂』終了後も相葉起用…フジが「嵐」ブランドにしがみつく裏事情
バタバタとした改編の裏側には、ジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題の影響があることは否定できなそうだ。前出の制作会社関係者は「現在、フジテレビはジャニーズ事務所と距離を取り始める。ジャニーズ離れが進んでいる」とも明かす。
しかし、『VS魂』枠の後発番組のMCには相葉が起用されることが決まっているというのだ。他のジャニーズ番組とは明らかに一線を画した扱い。ここまでして嵐の番組を残しておきたいフジテレビの思惑はいったい何なのか――。
「新番組は学校もののバラエティ番組になるようですが、フジとしては、嵐の復活番組を是が非でも放送したいという考えを持っているんです」(民放キー局関係者)
嵐は人気絶頂だったにもかかわらず、20年末で活動休止。リーダーの大野智(42)が「一度何事にも縛られず、自由な生活をしたい」という意向を示したことがきっかけとなった。
「嵐は話し合いを重ね、解散ではなく活動休止という形をとりました。活動休止なので理屈上復活という道がないわけではありませんが、それには大野さんの復帰がマスト。そして、もし大野さんが表舞台に戻る姿を番組で放送できれば高視聴率は間違いない。
“その時”に対応するために、嵐の番組を持っておきたい、というフジ上層部の意向がある。そのため、嵐の活動休止後も『VS魂』として番組を背負ってきた相葉さんで新番組を作る、いわば、超別格の待遇を用意したわけです」(前同)