■浜田は電話を折り返すも翌日登場せずの裏側

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「あのコーナーは、MC陣全員が本当にアポなしで関係者、知人に電話をかけていて、松本さんも同様だったわけです。ただ、浜田さんはその場のノリで上手く転がって盛り上がればいい、というような放送が大嫌い。まさにそれが『ラフ&ミュージック』であり、フジテレビの大型特番のノリですよね。大阪でスタッフたちとの食事中に電話が鳴り、“松本人志”と表示が出たものの、最初の電話に出ることはなかった。

 松本さんがプライベートで電話してくることなどありえない。浜田さんは“番組かなんかやろ”と思ったんでしょうね。周囲にそのことを確認したら、松本さんが生放送中に電話してきたことが明かに。

 この時点で“どういうことなん?”とかなり不信感があったようですが、その後、浜田さんがちゃんと折り返したのは、電話を無視し続けてしまえば、相方の松本さんの顔に泥を塗ることになるから、というふうに思ったからといわれていますね」

 結果、ダウンタウンの生電話が成立したことで『ラフ&ミュージック』は大盛り上がりとなった。

「浜田さんは、自分のポリシーに合わないことだが『ラフ&ミュージック』につき合った、という感じですよね。しかし、浜田さんは当然、おかんむりに。浜田さんとしてみれば、電話してくるにせよ、番組のプロデューサーなりが事前に確認してくるもんなんちゃうんか、ということだったといいます。

 浜田さんは破天荒に見えて、裏側ではとても礼儀正しくて、人想いで知られます。大御所が番組のゲストに来たらしっかりと楽屋に挨拶に行き、頭をはたいた本番後には、番組のノリだったとはいえ謝罪の言葉をかけに行く。

 一方で、まだこれからの後輩芸人には本番中にパスを送り、それが上手くいかなかった際は、後輩芸人に“今日は活躍させられんで悪かったな”と言葉をかけるそうです。そんな浜田さんには、昨年の『ラフ&ミュージック』の生電話のノリが、いつもの行き当たりばったり感に加え、礼を欠いている、と感じられたのかもしれませんね。

 その後、番組上層部が浜田さんに謝りに行ったそうですが、謝られたところで浜田さんはフジの特番を始め、新たな番組に今後も出るつもりはない、ますます出ようと思わなくなった、と言われていますね……」(前同)

 中居と浜田を『27時間テレビ』で見ることはもうできない!?