■「失敗した人間を、ふるさとが排除してはいけないだろう」
同記事は2003年のよさこい祭りに参加していた広末の写真や当時の様子を細かく描写した記事だった。不倫について直接的な表現は避けていたが、
《6月30日の松坂慶子さん演じるタキの回想シーンで再登場し、多くの県民をほっとさせました。高知を大切に思う広末さん。どんな時でも見守っていきたいと思う高知県民は少なくないでしょう》
と、広末をフォローする言葉が綴られていた。
この記事について記事の男性担当者は「社内で激しく議論が交わされましたが、最終的には『失敗した人間を、ふるさとが排除してはいけないだろう』と。やらかした娘に『ウチの敷居をまたぐな』と拒絶する家族はいないんじゃないかと」と、7月21日発売の『週刊ポスト』(小学館)に、コメントを寄せている。
しかし、広末の出演が叶うことはなく、特番のスペシャルゲストには、高知県出身の俳優である尾碕真花(22)と鶴嶋乃愛(22)が出演。
そして、『らんまん』で主人公の万太郎(神木)と同じ十徳長屋の住人に住んでいる倉木隼人を演じている大東駿介(37)が、NHK特番に出演することになった。
「ただ、『らんまん』の隼人はこうした大イベントに呼ぶほど扱いの大きいメイン級のキャラではないし、大東さんは大阪府出身です。
実はこの裏側では、まず主演の神木さん、ヒロインの浜辺美波さん(22)、そして、主人公の前半の相棒役で非常に人気の高かった志尊淳さん(28)らにオファーしたものの、断られてしまったそうなんです。神木さん、浜辺さんは連日『らんまん』の撮影でしょうし、志尊さんも超売れっ子ですからね……。
そこで、幸いにもスケジュールの空いていた大東さんに白羽の矢が立った、ということのようです。なんとか『らんまん』の出演者をブッキングできたことで、NHKも最低限のメンツは保てて一安心のようですよ」(芸能プロ関係者)
『らんまん』内では鍛えられた上半身を披露するシーンや、情に厚い性格から、出番は多くないながらも確かな人気を獲得している大東。広末に代わって、よさこい祭りを盛り上げてくれるはずだ。