■プロデュースするアイドルグループメンバーも巻き込んで……

 前出のスポーツ紙記者は話す。

「イメージアップも兼ね、2010年に“競艇”から呼称を“ボートレース”に変更。それに伴い、南明奈さん(34)や渡辺直美さん(35)、田中圭さん(39)など若い世代に人気のタレントをイメージキャラクターに起用した結果、12年には9176億円だった売上げが22年には2兆4142億円までアップするなど、V字回復しているんです。スマートフォンの普及が進み、スマホから舟券を買う人が増えたことも大きいですね。

 こうした売上げアップもあってか、ボート関係の仕事はギャラが良い。最近では大手芸能プロがギャンブルアイドルオーディションを開催するほどで“美味しい仕事”になっているんですよ」

 新型コロナの感染が拡大した20年春以降は、レース場内のイベントが開催できなくなったこともあり、各レース場は配信番組に力を注いでいるという。

「全国に24場あるレース場の公式チャンネルに加えて、ボートレース振興会が行なう配信やABEMAなどのネット配信中継が増えたこともあり、ボートレースの知識がある有名人は引っ張りだこなんです。

 コロナ禍以前にボート業界に参入していた先駆者である内山信二さん(41)は、毎日のように配信番組やイベントに出演している状態です。ビジネスチャンスと思った内山さんの事務所はボートレース配信専用のスタジオを作り、制作まで行なっているのでかなり儲けているようです」(前同)

 23年3月にはボートレース平和島で開催された『SGボートレースクラシック』の生配信に、プロデュースするアイドルグループ『=LOVE』メンバーらと出演も果たした指原。

「=LOVEのYouTubeチャンネルでは『イコラブボートレース部』という企画を定期的に行なっていて、指原さんは特別顧問という形で初心者メンバーなどに指導する役で出演しているんです。

 指原さんは秋元康氏(65)も認めるプロデュース力があり、今後はプロデュース業にシフトしていくのでは、ともささやかれています。ボート好きアピールも、本人がボート仕事をしたいというよりは、プロデュースするアイドルグループのメンバーに定期的な仕事を与えるためでは、と言われていますね」(同)