猛暑日の続く今年の夏。同じく日々、ホットな芸能情報を発信してきた本サイトが2023年の1~8月に報じてきたニュースの中から、多くの人の関心を集めた記事を振り返る「夏休み特別企画」。今回は、「テレビ番組事件」の人気記事トップ2!
2位 TOKIO冠番組フジ『TOKIOカケル』11年の歴史「水曜23時」撤退!!『VS魂』も終了…それでも切れない「ジャニーズとの太い関係」!
嵐の相葉雅紀(40)がキャプテンを務めるバラエティ番組『VS魂グラデーション』(フジテレビ系)が9月末で終了することが明らかになった。前身となる嵐の冠番組『VS嵐』から15年半にわたってお茶の間を楽しませた人気番組がその歴史に幕を下ろすことになる。
「ただ、秋以降も“嵐枠”は継続のようです。『VS魂』終了後も相葉さんをメインに据えた、“学校もの”の新番組がスタートすると聞こえてきています。
ただ、『VS魂』だけではなく、TOKIOの城島茂さん(52)、国分太一さん(48)、松岡昌宏さん(46)がMCを務める『TOKIOカケル』(フジテレビ系)も、ずっと放送してきた水曜23時枠からの“撤退”になるようです。
やはりジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が所属タレントの番組にも影響を及ぼしているのでしょうか……。7月19日夕方、『文春オンライン』(文藝春秋)では、今年9月から行なわれる、来年のパリ五輪の出場をかけたバレーボールのワールドカップにジャニーズタレントがいっさい参加しないことが報じられました。
バレーボールの中継はずっとフジテレビが行なってきましたよね。そして、今回のスペシャルサポーターはAぇ! groupが担当する予定だったといいますが、記事によれば、ワールドカップのある参加国から“ジャニーズのアイドルが大会に関わるのであれば出場を取りやめる”と強い抗議があったといいます。
この事態にはフジテレビも思うところがあるのではないでしょうか。同局も“ジャニーズ離れ”を進めていると一部ではささやかれており、それが加速していくなんてことも考えられそうですよね……」(ワイドショー関係者)
■“ジャニー氏の闇”は国連を動かす問題に発展
ジャニー氏の加害問題はますます注目を集めており、ジャニーズタレントが出演する番組やスポンサー企業にもクレームがいくような状態に――。
さらにスイス・ジュネーブにある国連人権高等弁務官事務所も調査を開始。7月13日には「ビジネスと人権」作業部会の専門家が7月24日〜8月4日の期間で訪日し、被害を告白しているジャニーズ事務所の元タレントと面談をすると公表。
そうした状況を受けてだろう、7月18日にはジャニーズ事務所が、外部専門家による「再発防止特別チーム」の提言を受け、記者会見を行なう予定であると公式サイトで発表した。
芸能プロ関係者が話す。
「水曜日23時枠からの撤退が言われている『TOKIOカケル』ですが、どうやら終わるわけではないようです。現在の水曜深夜枠から土曜昼に引っ越すと見られていますね」
『TOKIOカケル』は2012年10月のスタート以来、水曜23時枠で11年にわたって続いてきた。
「番組のコア視聴率は1%中盤から後半。深夜ですからそれほど数字が問われる枠ではありませんが、良い数字とは言えないでしょう。そういった理由もあり、より数字をどうこう言われることない土曜昼に移動するのかもしれません」(前出の制作会社関係者)
フジテレビはジャニーズ事務所と距離を置こうとしているのだろうか。
「そういうことではなさそうです。というのも、7月11日にはSexy Zone・菊池風磨さん(28)主演のドラマ『ウソ婚』(カンテレ・フジテレビ系)がフジの火曜23時枠でスタート。Snow Manの渡辺翔太さん(30)もメインキャストとして出演していますが、来年1月の同枠のドラマでもジャニーズタレントが主演を務めるといいます。
さらに7月12日に杉野遥亮さん(27)主演のドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系)がフジ水曜22時枠でスタートしましたが、来年1月の同枠でもジャニーズタレントが主演を張るようですからね。
フジも今のジャニーズ事務所とはある程度の距離は取りたいでしょうが、ジャニーズタレントは一定の視聴率を持っている。また担当の局員も含め、長い関係性がある……離れたくても離れられないというのが実情ではないでしょうか」(前同)
民放各局とジャニーズ事務所の“蜜月関係”は今後も変わることはないのだろうか――。
(2023年7月19日公開)