不祥事、トラブルがいっさいないという芸能人はいないだろう。不祥事、トラブルが起きてからのリカバリーがその後の芸能生活にとって非常に重要なのだが、その巧拙はかなりあるようだ。ましてや、起こした不祥事が薬物事件だとしたら――。
電気グルーヴのピエール瀧(56)が8月7日、ラジオ番組『カンニング竹山 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)に出演。自身が親方役で出演したNetflixドラマ『サンクチュアリ-聖域-』にまつわるエピソードを語った。
この日は番組パーソナリティーのお笑いコンビ・ナイツが夏休みのため、カンニング竹山(52)が代役を担当。瀧は以前も同番組にゲスト出演しており、冒頭で「『ラジオショー』に出していただいたんですけど、若干、物騒な話をしないように録音だっていうことで。今回も」と、今回も録音放送だと明かした。
瀧は『サンクチュアリ』で「猿将部屋」の親方を好演。リスナーから「参考にした親方はいたのか?」という質問が届くと、「親方をやることになったが、(相撲部屋には)見学に行けませんと。相撲協会も関係ないので、ないですと……」と、相撲部屋に見学に行くことはできなかったという。
しかし、猿将部屋には「3人の相撲経験者がいた」こともあり、力士役で出演した俳優陣の元力士たちに「こういうときに親方はどうするんですか?」と聞きながら役作りをしていたと告白した。
「瀧さんの『サンクチュアリ』の演技はなんともリアルで、素晴らしかったですよね。順調に復帰し、再び俳優してのキャリアも重ねていますよね」(制作会社関係者)
■「石野卓球の絶妙フォロー&ラジオ戦略」で見事に復活
瀧は2019年3月に麻薬取締法違反容疑で逮捕され、同年6月に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けている。それから1年後の2020年6月、映画の撮影に参加して芸能活動を再開させた。
「もともと瀧さんの本業はミュージシャンですし、電気グルーヴの相方である石野卓球さん(55)の絶妙なフォローやイジりもあり、ライブ活動も順調です。俳優業も地上波ドラマはまだまだ難しいでしょうが、映画や配信作品ならスポンサーの意向も気にすることなく出演することができますからね。
それと、長年にわたってラジオに携わってきたこともあり、電気グルーヴファンに加え、熱心なラジオファンからも愛されているということも大きいでしょうね」(前同)