菜々緒(34)主演の木10ドラマ『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)は、鈴木伸之(30)の身勝手なダメ夫ぶりへの、主婦層を中心とした視聴者の拒絶反応で撃沈寸前の視聴率だった。しかし、そのムカつきポイントをうまく抑えたため、持ち直し始めたようだ。
同ドラマは、『ルパンの娘』シリーズなどで知られる作家、横関大氏の同名小説が原作。甲賀忍者・草刈蛍(菜々緒)、伊賀忍者・草刈悟郎(鈴木伸之)が、お互いが敵対するライバル忍者の末裔だと知らずに結婚。隠密行動や暗殺事件など、秘密を抱えながら夫婦生活を送る忍者ラブコメディー。
1月19日放送の第3話は、気持ちがすれ違い続ける蛍と悟郎は、ついに離婚届を提出することに同意する。そんな中、蛍に「チャリティーイベント会場での爆弾テロを阻止せよ」と指令が下る。それは、赤巻議員を殺害した甲賀忍者をおびき出すために、伊賀が仕組んだ罠だった。
一般参加者に怪しまれないよう、パーティーには家族同伴で参加しなければならないため、蛍と再会した悟郎は、恐る恐るパーティーのことを切り出す。会場への潜入方法に苦慮していた蛍は、不機嫌そうな態度を見せつつも、この好機に飛びつき、2人は正装して会場に向かって……という展開。
放送開始当初、「忍者以前に旦那が絶妙にクズで見るのしんどい。自分のほうが早く帰ってきてるのに、妻に何でもいいから作ってって要求しといてレトルト出したら食べないって、何なの?」など、悟郎の蛍に対する言動にイライラするため、2話以降を見る気になれないという声が相次いでいた。