1964年10月1日の開通以来、人々の長距離移動手段として重宝されてきた東海道新幹線。そんな新幹線の乗客にとっての楽しみの一つが、改札口をくぐった先にある駅構内で販売されている「駅弁」だろう。駅弁の製造販売を手掛けるJR東海パッセンジャーズで広報を担当する遠藤さんに売上状況を聞いたところ、

「直近1か月でおよそ、25万個ほどの駅弁が東京駅の新幹線の駅構内だけで売られています。夏休み期間に入ったことで、通常よりも乗車率が上がっていることから、様々なラインナップを揃えてお客様をお迎えしております」

 とのこと。

 そんな駅弁の超激戦地帯、東京駅で売れ筋となっている、売り上げ上位5の駅弁を聞いてみた。

■第5位はカロリー満点の中華駅弁

 売上第5位にランクインしたのは『焼売中華弁當』(JR東海パッセンジャーズ・1080円)だ。人気の理由はどこにあるのか。遠藤さんによると、

「国産豚肉を使用した肉焼売とプリップリッの海老焼売。2つの種類が異なる焼売の食感が楽しめます。白米ではなく炒飯がぎゅうぎゅうに詰まっているのもポイントでボリューム感が最大の売り」

焼売中華弁當


 写真を見ても分かるように、唐揚げや焼売が所狭しと並んでいる。まさに“ザ・男の弁当”。出張で新幹線を利用するビジネスマンにオススメだという。