■揺らぐ櫻井翔の“キャスターとしての地位”

 那須は慶応義塾大学経済学部に通う現役の慶応ボーイで、同大学の同じ学部出身の櫻井を尊敬している、とたびたび公言。同大学出身のSexy Zone菊池風磨(28)を介して櫻井から連絡があり、食事に行く機会もあったという。

 2020年10月の『VS魂』に出演した那須が「この間はありがとうございました。入学式用のスーツ」と、大学入学にあたって櫻井にスーツを買ってもらったと明かすと、松本潤(39)が「スーツ買ってもらうって、もうお父さんだから」と突っ込みを入れる場面もあった。

「那須さんもインテリジャニーズとしてクイズ番組で活躍していますが、櫻井さんはキャスターとして『news zero』(日本テレビ系)に長年にわたって出演しています。

 日テレ上層部は将来的に有働由美子さん(54)に代わり、週5日で櫻井さんに『news zero』のメインキャスターに就任してもらいたい、という意向があったといいます。櫻井さんが出演する月曜は視聴率が特にいいですからね。

 ところが、櫻井さんらが所属するジャニーズ事務所の創設者であるジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が、国連の調査が入るほどの事態に発展。櫻井さんが悪いわけではありませんが、彼のキャスターとしての地位も揺らいでいますよね」(前出のワイドショー関係者)

■国連人権理事会の記者会見を“スルー”

 8月14日の『news zero』では、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が同日、ジャニーズ事務所が設置した「再発防止特別チーム」のヒアリングを受けたというニュースを取り上げた。

 このニュースのVTR後、櫻井は「2度と不祥事を起こさない、それが大前提なのは変わりません。広く当事者の声を聞くというのは、極めて大事だと感じています。特別チームにはそれを踏まえ、どこに問題があって、どう変えればいいのか、明確な提言をしてほしいと思います」とコメントした。

「国連人権理事会『ビジネスと人権』作業部会が8月4日に記者会見を行ない、“深く憂慮すべき疑惑が明らかになった”と指摘しました。同月7日の『news zero』でもこのニュースは取り上げたんですが、櫻井さんがこの一件に触れることはなかった。そのことについて、批判的な声も寄せられてしまいました。8月14日にはこの問題に言及したものの、国連が会見を行なった3日後の番組で触れることもできたはず。

 自身の心境も踏まえてコメントできればよかったのですが、デリケートな問題で、日テレやジャニーズ事務所の事情も踏まえる必要があり、櫻井さんだけの判断ではコメントできなかったのかもしれません。

 ただ、キャスターとしてそれでいいのか、と問われれば難しいですよね。ジャニーズタレントがキャスターをやるということ自体が歓迎されない風潮になってきている。櫻井さんの存在自体も『news zero』内でややこしくなってきてしまっているんです」(前同)