8月27日夜9時からは、堺雅人(49)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)の第7話が放送される。

 本作は、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれる、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。第7話では、ついに乃木や黒須駿(松坂桃李/34)の別班が物語の鍵を握るテロ組織「テント」へ突入する。

「7話の予告で注目を集めているのは、やはり二宮和也さん(40)演じるノコルですよね。テントのリーダーで乃木の父親であるノゴーン・ベキ(役所広司/67)の右腕のような存在ですが、予告映像では黒い目出し帽をかぶった男に銃を突き付けられ、羽交い絞めにされています。目や声の感じから、目出し帽の男はおそらく乃木だと考えられていますね」(テレビ誌編集者=以下同)

 二宮の出演は第1話終盤で登場するまで徹底的に伏せられており、これまで日本人キャストでは役所としか共演していなかった。非常に謎が多く、第7話予告の「ついに“宿命の兄弟”の対峙」というテロップから“乃木の兄弟説”もささやかれている。

「また、視聴者の間ではノコルの正体は、“別班の潜入捜査官”ではないのか――という考察も飛び交っています。それというのも、第6話終了の時点で別班は乃木や黒須を含めて7人登場しているんですが、もう1人のメンバーの存在が、描写の端々から示唆されている、と考えられているんです」

 これまで「別班」は櫻井里美司令官(キムラ緑子/61)をリーダーに、乃木、黒須が登場していた。これに加えて、役名は不明だが、歌舞伎役者の市川笑三郎(53)、女優の珠城りょう(34)、ベテラン俳優の平山祐介(52)、若手俳優の西山潤(25)の4人が第6話のラストに出演。計7人の別班が登場した。

 ちなみに、西山は福澤作品の東大合格を目指すドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)で知名度を上げたが、当時の役が“改心して受験(※東大ではない)を目指す不良高校生”だったため、《出世したなぁ》と、別班メンバーでは特に視聴者の関心を集めている。