■9月7日にもジュリー氏は社長から退任か

 創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が9月7日14時より都内で会見を行なうことが明かになっている。

 8月29日、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が都内で会見を行ない、「1970年代前半から2010年代半ばまでの長期間にわたり、多数のジャニーズJr.に対し、広範に性加害を繰り返していたことが認められました」と報告。

 問題の背景として1962年の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉のメリー喜多川元会長(享年93)、現在の社長であるジュリー氏へと続く“同族経営”の弊害を指摘。

「ジュリー氏がトップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える。ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要がある。ジュリー氏の代表取締役社長の辞任を求める」と、ジュリー氏への“辞任勧告”を行なった。

「7日の会見でジュリー氏の社長退任と新社長が発表されるとみられていますが、ジャニー氏の一件は国連案件にもなっており、テレビ各局はジャニーズと一定の距離感を取ろうとしています。

 そんな中、『サタデープラス』はMCをジャニーズタレントからジャニーズタレントに引き継ぐというのは――以前から決まっていたことなのかもしれませんが――やはり悪手にも見えますよね……。 

 ネットにも、《情報番組のMCを、当たり前のように同じ事務所のタレントでリレーすることに、MBSもTBSも疑問を感じないんだろうか?》《またジャニーズ?急には変われないのかなぁ、来年あたりから排除が始まるかもですね》といった意見が上がっていますね。

 しかも、ジュリー氏が推している正門さんですからね。もしかしたら、これがジュリー社長にとって最後のゴリ押しになるかもしれませんが……」(前出のワイドショー関係者)

 ジャニーズへの強い逆風が吹くなかのMC交代。正門、そしてAぇ!groupにとってこれは、プラスのことだったのだろうか――。