■当て馬で鍛えられた演技力
「匠の内に持つ“卑屈さ”や“小心さ”をうまく表現して、菊池はただのイケメンで終わらない重層的な存在感を見せています。これは、これまでに数々の当て馬キャラを演じてきて、深みのある表現力を培ってきたおかげでしょう。原作では主人公だった八重はヒロインへと改変されていますが、一歩、ひいたことでうまく菊池を引き立てています。長濱もナイスアシストですね」(ドラマライター/ヤマカワ)
健斗の登場で三角関係が始まりそうだが、視聴者の《風磨くんの中にある当て馬の血がめちゃくちゃ発揮されて、絶対にたっくんと八重ちゃんがくっつくと分かってても不安にさせられる》という声もあるように、主人公の匠のことが心配になってしまうのは、そんな菊池の演技力のせいだろう。
秋からは日本テレビ系の土曜夜10時枠のドラマ『ゼイチョー〜「払えない」にはワケがある〜』の主演が発表され、櫻井翔(41)主演の話題作『大病院占拠』(日本テレビ系、土曜夜10時)から、これで4期連続でドラマ出演となる菊池。遂に、地上波の民放プライムタイム帯の連続ドラマ初主演にステップアップし、こちらも期待できそうだ。