■「公開処刑」から2800日――“1人と4人”の立場が逆転

 前出のワイドショー関係者はこう話す。

「2016年1月にSMAP解散騒動が勃発。同年1月18日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)でメンバーが黒いスーツに身を包み、生放送でファンに向けて謝罪し、頭を下げてから約2800日。当時は“公開処刑”とまで言われましたが、今や木村さんとそれ以外の4人の立場が逆転したようにも思えてしまいますよね」

 公開処刑の場となった『スマスマ』の生放送では、リーダーの中居に代わって木村がセンターに立ってその場を仕切り、木村以外の4人は悔しそうな、何か言いたげな表情を浮かべていた。

 そして、草なぎが「みなさんの言葉で気づいたこともたくさんありました。本当に感謝してます。今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、いま僕らはここに立ててます。5人でここに集まれたこと、安心しています」とコメントしたことで、木村とそれ以外のメンバーの1対4の構図が浮き彫りになったのだ。

「木村さんはSMAPが全員で独立する流れのなか、一転、ジャニーズ残留を決断。そのことで、独立は叶わなかった。もちろん木村さんには、“家族を守る”といった他の4人とは違う“理由”があったとは思われますが……。

 ただ、このときの行動が“評価”されて、ジャニーズ事務所では幹部扱いに。一方の4人は“裏切り者”扱いに――。そして後の退所に至り、新しい地図の3人は地上波テレビに出演できない時期が続きました。

 芸能界ナンバーワンの大プロダクションに残った木村さんは、人気も実績も十分で一生安泰だと思われた。ところが、ジャニー氏の加害問題は国連案件にまで発展。ジャニーズ事務所自体が存亡の危機に陥るまでになり、木村さんは広告契約を4本失い、ドラマの制作も延期になるなど踏んだり蹴ったり。一方で新しい地図と中居さんはここにきてより好調に――。

 当時はまさかこんな事態になるとは関係者もファンも、何より本人たちが思っていなかったのではないでしょうか……」(前同)

 SMAP解散から7年――5人の今の思いは――。