■タッキーの注文で総工費100億円増!?

 前出の民放キー局関係者が続ける。

「ジャニーズ事務所とテレ朝は『Mステ』もあり、今までも“ズブズブ”と指摘される関係でした。加えて、ドリームパークプロジェクトが動き出し、今まで以上に利害関係で一致。さらに密接な関係へとなっていったのではないでしょうか。

 ただ、裏でテレ朝はこのプロジェクトを巡ってジャニーズサイドに怒りを募らせていたとも聞こえてきているんです。

 というのも、『週刊文春』ではジャニーズサイドのリクエストで総工費が増えてしまったと報じられましたが、実は当時のジャニーズアイランド社長で本体の副社長、井ノ原さんの“前の交渉窓口”であった滝沢秀明さん(41)がジャニーズ劇場にあれこれ口を出して結果的に総工費が約100億円ほども増えてしまったというんです。

 彼はJr.を中心に見ていたわけで、劇場ができればJr.たちが公演のメインになっていったとも考えられる。だから、より良くなるようにさまざまな要求を出していたんでしょうね。それ自体は何も悪いことではないでしょうが……彼は昨年10月に電撃退所してしまいましたからね」

 滝沢氏は2022年10月にジャニーズ事務所を退所。今年3月に「株式会社TOBE」を設立。同社には続々と辞めジャニが合流しており、ジャニーズ事務所のライバル会社として台頭しつつある。

※画像はTOBEの公式X(ツイッター)『@tobeofficial_jp』より

「滝沢さんが退所を決意した理由はBBCがジャニー氏の加害問題を調査し、報じようとしていることを察知したからだとも言われています。今のジャニーズ事務所の状況を見れば明らかですが、滝沢さんはこうなることをすべて見通していたのでは、ともささやかれていますね。泥船になるであろうジャニーズ事務所から逃げ出したとも思えるような退所劇だった、と。

 これにテレ朝上層部は激怒したと。たしかにその通りであれば怒るのも仕方ないですよね。いろいろ口を出してきて、そのニーズに合わせようとテレ朝サイドが対応した結果、総工費も当初の予定よりも莫大にかかった。にもかかわらず、プロジェクトを投げ出すように退所しまったわけで……関係者なら誰でも、“最後まで責任持てよ!”と言いたいところではないでしょうか」(前同)

 東京ドリームパーク、そしてジャニーズ劇場は予定通り開業することはできるのだろうか――。