■”忖度しない局”のアピールなるか?
「キー局のなかでも日テレは、ジャニーズ事務所との関わりが深いとされている。『24時間テレビ』では、2003年のTOKIO起用以降、毎年ジャニーズタレントがメインパーソナリティーを務めています。“ジャニーズとズブズブ”の癒着っぷりを批判する声も少なくありません。
しかし、最近ではジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題に関係して、テレビ局の“ジャニーズ事務所依存”も問題視。局内では少しでもそういった色を払拭すべく、むしろ辞めジャニを番組起用してもいいんじゃないかという声すら上がり始めた。それらの意見が香取さん、山下さんを積極的に出演させる流れに繋がったともいいます。
とはいえ岸さんのように、番組出演中に退所したタレントを継続起用するのは異例。ただ、岸さんは番組スタッフや共演者の評判が良く、SNSにも出演継続を願う声が多数投稿されていた。番組側としても岸さんに辞めてほしいわけではなく、退所後の継続出演方法を模索していたというのが正しい。今後も番組出演が続くようなら、現役ジャニーズタレントと辞めジャニの“奇跡の共演”が見られる可能性は大です」(制作会社関係者)
東山紀之新社長(56)は10月2日に行なわれた会見で、“辞めジャニが干されている”という現実について指摘が及ぶと、今後は「逆に応援したい」と発言。井ノ原快彦副社長(47)も「自分の仲間に圧力をかけるということは今後あり得ない」としたうえで、そういうことを感じたら教えてほしい、とまで言い切った。
「このタイミングで、ジャニーズ事務所を退所したタレントでも何ら変わらず起用し続けるのは“忖度しない局”としての最大のアピールになります。
そんな岸さんは、“辞めジャニ”の先輩である滝沢秀明氏(41)が代表を務めるTOBEに合流することが濃厚視されています。番組出演を踏まえ、10月15日までには事務所移籍に関する何らかの発表があってもおかしくはない。退所後15日間での所属発表がなされれば、歴代TOBEメンバーでも”史上最速”となりますね」(前同)
現役ジャニーズとTOBEタレントの“奇跡の共演”の可能性が浮上しているのは、視聴者はもちろん、スタッフや共演者の心をも掴んでいく岸だからこそ。”10・15”が岸にとっての『鉄腕DASH』最終出演日なのか、そのまま継続なのかは気になるところだ。