二宮和也(40)が中谷美紀(47)、大沢たかお(55)とトリプル主演する月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)が、10月9日にスタートする。ジャニーズ事務所が解体することを受け、ここが二宮にとって正念場となりそうだ。

 同ドラマは、記憶喪失の逃亡犯・勝呂寺誠司(二宮)、報道キャスター・倉内桔梗(中谷)、老舗洋食店のシェフ・立葵時生(大沢)が主人公。クリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語で、「逃亡編」「地方テレビ局編」「レストラン編」の3パートが同時進行していく。

 9月23日に都内で行なわれた制作発表会見で、台本は6話まで完成していると明かされたが、出演者はストーリーについて、「分からない」「言えない」などのコメントを連発。あまりに謎に包まれていたため、司会に「この先のヒントを言える範囲で」とコメントを求められると、企画・プロデュースの成河広明氏が「登場人物の名前」とだけ応じている。

 最近の月9ドラマは苦戦続きで、7月期の『真夏のシンデレラ』は、ツッコミどころばかりの脚本や設定が不評で、全話平均視聴率が5.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と月9史上ワーストを記録。4月期の『風間公親-教場0-』も、赤楚衛二(29)や新垣結衣(35)など、共演キャストが豪華だったわりに、数字的には奮わなかった。

「日曜劇場の『マイファミリー』、『VIVANT』(TBS系)と、話題作に出演して絶好調の二宮に加え、中谷、大沢も実力派の俳優。さらに、制作発表会見で匂わされていましたが、本作は近年のヒットドラマの法則である“考察”を盛り上げる内容のようです。『VIVANT』のようにSNSの盛り上がりからヒットにつながることが期待できます」(芸能ライター)