零細事業者への「実質的な増税」とも言われているインボイス制度。9月29日には54万人もの反対署名が集まり、岸田文雄総理(66)の手元にも届けられた。2021年10月4日の就任当初から投資信託や株式、預金などの金融商品から得た所得である金融所得課税の増額や、防衛力の強化に向けた防衛増税に向けても積極的に発言してきた岸田総理。
一連の発言から、増税推進派のイメージがこびりつき「増税メガネ」という不名誉なあだ名までネット上ではついてしまった。
このあだ名にご立腹なのは、総理ご本人。9月29日には『SmartFlash』(光文社)で、周囲に「レーシックでもすればいいのか?」と語っていることが報じられるや、ネット上は大盛り上がり。ついには、あだ名からメガネも外れ「増税クソレーシック」というニックネームに取って代わってしまった。このワードはX(ツイッター)でもトレンド入り。日本の歴代総理であだ名に“クソ”がついたのは岸田総理が初ではなかろうか。
こうした政治家のあだ名やニックネームは、なぜ生まれるのか。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は次のように話す。
「多くは、政治家としての資質を疑う行為や、不祥事を起こしたことが原因でつけられているように思います。岸田総理は、国民感情に逆らう増税に度々、言及したことがまずかった。自民党の森まさこ参議院議員(59)も同様です」
少子化対策の一環として、8月12日に自身のX(ツイッター)でブライダル業界への補助金事業に関する説明を経済産業省より受けたと明かした森氏。これにネットは即座に反応。
「少子化対策として確保された予算から、ブライダル業界へ補助金を回すことには、かねてより疑問の声がありました。しかも、この予算案では外国人による沖縄や京都などの観光地での挙式インバウンド需要を呼び込むための受け入れ準備や、海外への情報発信にかかる費用を補助する方針。
これでは国内の少子化対策につながらないと批判が殺到したのです。あまりにも一般市民感覚とはかけ離れた予算案。それを嬉々として報告する姿に疑問を覚えたのはネット民。彼らが命名したあだ名は“ブライダルまさこ”です」(前同)