創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の問題で揺れに揺れているジャニーズ事務所。

 10月2日、東山紀之新社長(56)、ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長(47)らが東京都内で会見を実施し、今後の再発防止策や「SMILE-UP.(スマイルアップ)」への社名変更、同社に所属するタレントとエージェント契約を結ぶ新会社設立の方針などについて説明した。

井ノ原快彦、東山紀之

 その会見を巡り、さらなる問題が勃発。特定の記者を指名しないようにするための「指名NG記者リスト」が存在していたことが明らかになった。ジャニーズ事務所は関与を否定したものの、10月5日には「指名候補記者リスト」があったことも発覚。会見では実際にそのリストに名前があった記者が指名されていた。

 さらに、会見の運営を担当したPR会社が、会見の進め方についてジャニーズ事務所と調整していたことも読売新聞の取材で明らかになった。

「その後も、6日夕方に『FRIDAY DIGITAL』が、2日の会見場に藤島ジュリー景子前社長の来ていた、と報じ、7日に入ってジャニーズ事務所がその記事の内容は事実無根、とHPで反論するなど、ジャニー氏の問題、それに付随する会見でさまざまな問題が噴出しまくっています。

 いずれにせよ、平等な会見ではなかったことが明白な“指名NG記者リスト”発覚のインパクトは強く、作成に関与していないとしても管理責任含めてジャニーズには大変厳しい見方がされており、ジャニーズ事務所内部でも“信用回復のために会見はやり直し”という話がすでに出ているといいますね。

 会見から数時間後には元V6岡田准一さん(42)がジャニーズ事務所からの独立を発表しましたが、“もうジャニーズ事務所にいることはできない”と退所者が続出する可能性もあるでしょうね」(ワイドショー関係者)

■キムタク、亀梨、SixTONESに独立報道

 10月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)は、元SMAP木村拓哉(50)、KAT-TUN亀梨和也(37)、SixTONESに独立の可能性があると報じた。

 木村を巡っては、ジャニーズ事務所の社名変更が決まったときに木村が「なんで変えるんだ!」と抵抗し、いまだに納得していないと報道。

 また、来春放送予定だった主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)の制作が延期になった理由について、秋の撮影開始を前に木村がストップをかけたとし、ジャニー氏の加害問題の影響でモチベーションが上がらなかったからだとも報じた。そして独立に向け、妻で歌手の工藤静香(52)が“芸能界のドン”と呼ばれる大手芸能事務所の社長に相談していると伝えた。

 亀梨がジャニーズ事務所に残っているのは、グループを牽引している自負と、尊敬する木村の存在があったからだといい、事務所に入るきっかけとなった木村が独立したら、ジャニーズに残る理由はなくなるという。

 SixTONESについては、グループ全員での退所が噂されており、特に松村北斗(28)は映画やドラマの演技が高く評価されており、退所後も俳優としての活躍が見込めるとし、滝沢秀明氏(41)の「株式会社TOBE」へ移籍する可能性もあるとされる。