10月5日、ジャニーズ事務所は設立予定の新会社(名称は公募予定)と、元SMAPの木村拓哉(50)がエージェント契約を結ぶ方向で話を進めていることを発表した。
ジャニーズ事務所は創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の騒動をめぐり、10月2日に都内で記者会見を開いた。東山紀之新社長(57)と井ノ原快彦(47)らが登壇し、社名を「SMILE-UP.」に変更し補償会社としての役割を終えた後に廃業すること、タレントとエージェント契約を結ぶ新会社設立(名前は公募予定)の方針などについて説明している。
なお、10月5日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では木村がジャニーズの社名変更に納得していないことや、木村の意向で主演ドラマ『教場』(フジテレビ系)の撮影がストップしているなどが報じられたが、この報道に関してジャニーズ事務所は「内容は全て事実無根です」と、事務所公式サイトに声明を出している。
芸能プロ関係者は話す。
「個別タレントのエージェント契約への状況が公表されるのは、木村さんが初めてです。木村さんは、後輩タレントたちの精神面の支柱になるためにエージェント契約を結ぼうとしていると考えられていますが、実は、それ以上に木村さんが退所せずに残留を決意した理由は、“2800日前の後悔”があると言われていますね」
今からさかのぼること約2800日前の2016年1月18日。それは、同年の頭にSMAP解散が報じられ、それに対する謝罪という名の生放送での“公開謝罪”シーンが流れた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の放送日である。
この騒動はSMAPのチーフマネジャーI氏が退所することになり、それにともなってSMAP全員で独立するはずが、土壇場で木村が事務所残留へと変心。“公開処刑”とも称されたスマスマの生放送では、木村が中心に立ち他の4人との違いが鮮明になった。
これが原因で木村と他のメンバー、特に香取慎吾(47)との関係が悪化。「最終的に8月10日に木村を除く4人のメンバーが事務所を訪れて解散を申し出た」という公式発表からも、SMAPファンの間では、いまだに“木村は裏切り者”という声は多い。