■2人体制になってから個性を前に出してきている高橋
また、高橋は役者としての評価は高い一方、バラエティでは他メンバーと比べると大人しいところもあったため、芸術的センスを生かした企画では目立っていたものの、どこか地味で優等生タイプの印象があるのも事実だった。
「しかし、2人体制になってからは、年上の3人組に気遣いする必要もなくなったこともあるのか、個性を前面に出し、ハッチャケる機会も増えつつあります。
最たる例が、5人組時代から続けていたのがどんどんエスカレートしている、『はみだしラジオ』ですよね」(前出の女性誌ライター)
深夜ラジオに憧れがある高橋は、“ジョン茅ヶ崎”を名乗り、自身のブログ『海人のアイドル日記』で自作のラジオふう音声『はみだしラジオ』を不定期投稿している。
過去には永瀬の深夜ラジオ『永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)で紹介されたくらいでコアなファンしか知らない話題だったが、8月8日深夜放送の『午前0時の森』(日本テレビ系)で“地上波デビュー”を果たしたことで、
《キンプリさん、ほとんど知らんのやけど髙橋海人くんめちゃくちゃオモロいな》
《なんかすごい人材キンプリにおったな》
などなど、新たなファンを獲得したのである。
ちなみに、『午前0時の森』でMCのオードリー・若林正恭(44)は高橋の憑依芸タイプのラジオを「ロバートの秋山竜次さん(44)が延長線上にいる」と評していたが、『はみだしラジオ』にはジョンの後輩のボニー・ビリアンやサウンドキャッチャー・ケイタなど個性豊かでシュールなキャラクター(中身は全員高橋)も複数登場しているほか、「カンバンチャリ共和国・チャトセ村の楽器ムサリムサリ」など、“それっぽいけど意味不明なワード”を生み出す高橋のセンスからも、確かに秋山に近いところがあるだろう。