■岸の卒業をハッキリ描くと炎上必至!?

「岸さんは天然キャラで親しまれていましたが、トラジャの松田さんも同じ天然キャラが人気を博しているんです。たとえば、6月22日放送の『王様のブランチ』(TBS系)では自信満々に“四国はもう覚えた”と言っておきながら、“山梨、四国……”と珍回答をしたり、干支を“子、丑、寅、クー”と大真面目な顔で答えたり。

 すでに《松田元太くんは岸くん系統な気がして応援したい》《岸くん並みの天然さあるもんな面白くなりそうだな》と、歓迎ムードの視聴者も多いですね」

※画像は『ザ!鉄腕!DASH!!』の公式X(ツイッター)『@tetsuwan_DASH』より

 また、岸の卒業をハッキリ描かない理由について、こんな意見も――。

「2021年3月末でTOKIOと『DASH』を去った長瀬智也さん(44)はしっかりと卒業SPを放送しましたが、岸さんは、オフィシャルにはあくまでも“準レギュラー”ですからね。『DASH』はそもそもTOKIOの番組。そのため、あえて卒業SPをやらなくても、立ち位置的には不自然ではないんです。

 他方で、今回よりも前の出演回だった9月6日放送の『岸プロデュース!二宮和也と夏祭りSP』の内容は“卒業”を感じさせる演出があったため、“本来はこの回で終わらせる予定だったのでは?”という声もありますね」(制作会社関係者)

 岸は『DASH』の放送直前に、平野・神宮寺との『Number_i』の結成とTOBE合流を発表したのだが、当然、これも関係してくるだろう。

「岸さんの卒業記念回を大々的にやってしまうと、炎上のリスクがあると考えられます。長瀬さんは“芸能界を引退する”という理由からの降板でしたが、岸さんがこのタイミングで降板すると、その理由は“ジャニーズを辞めてTOBEに行ったから”というものになってしまう。

 事務所を辞めるとテレビ番組に出られなくなる――それは旧態依然の芸能界、テレビ界の掟そのものですよね。岸さんの卒業をしっかりとやれば、その問題が全面に出て、またさまざま議論を呼んでしまうでしょうからね」(前同)