■『silent』コンビ復活も視聴率は低空飛行

 その豪華キャスティングに放送前は注目が集まったものだが、視聴率は伸び悩んでいる。

「『silent』コンビ待望の新作とあり放送前は話題になったものの、初回視聴率は5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第2話は5.1%とさらに数字を落としてしまった。第3話は4.5%とさらに右肩下がり。

 たしかに『silent』も初回視聴率は6.4%と低かった。しかし、プロ野球の日本シリーズ放送延長でスタートが大幅に遅れた第4話以外は右肩上がりに視聴率は伸び、最終回は番組最高の9.3%で有終の美を飾っている。業界が重視する13歳から49歳までのコア視聴率も2%台前半と低く、フジテレビとしても、超期待作の想定外の大コケに頭を悩ましているでしょう」(前出の制作会社関係者)

 そんな『いちばんすきな花』だが、第2話のある演出が一部視聴者の間で話題となっている。

※画像はドラマ『いちばんすきな花』公式X『@sukihana_fujitv』より

「開始8分40秒ごろ、松下さん演じる春木椿が実家のフラワーショップに寄った際、『silent』で川口さんが演じた青羽紬らしき女性が後ろを通っているんです。それを受けて“『いちばんすきな花』と『silent』は同じ世界線!”とファンの間で話題になっています。

 確かに、確認して見ると、『silent』の第2話で紬が着ていた青色のニットに白のパンツを身に着け、白のトートバックを持った若い長髪女性がフラワーショップの後ろを通っているのだ。

 登場するのは本当に一瞬。ですが、紬が着ていたものと同じ衣装を女性エキストラに着用させているので、意図的な演出だと思われます」(前同)