■世古口の“進化”に期待!

 小出は公式サイトのプロフィールに、こう紹介されている。

《ADventure(小さな広告代理店)の最年少社員、本人は前向きだがあまり仕事ができない。まる役に立たない「コイキング」社員》

※画像は『ポケつめ』の公式X(ツイッター)『@poketsume』より 

「コイキング」――ポケモンのファンなら、すぐにピンとくる名前だ。

 さかなポケモンのコイキングは公式に「世界でいちばん弱くて情けないポケモン」とまで言われる超ザコポケモンだが、見捨てずに経験を積ませると、レベル20できょうあくポケモンの「ギャラドス」へと進化する。ビジュアルは鯉のぼりと龍を組み合わせたような感じで、「登竜門」の語源である「滝を昇った鯉は龍になる」という中国の伝説がモチーフだと言われている。

 進化したギャラドスは非常に強く、ポケモンバトルでも頼もしい存在へと一転するのである。

『ポケつめ』の小出は、そんなギャラドスの進化前のコイキングがモチーフ。

 それだけに、途中で“進化”して、後半で大活躍するだろう――そう期待を込めて、

《世古口くんがギャラドスに進化する回が今からめちゃくちゃ楽しみだよー!ほんといいドラマに出てくれてありがとう》
《覚醒したら「叛逆の「ギャラドス」経理」とかになりそう、、、》

 といった声が、放送前から多く寄せられていた。

 そして、『ポケつめ』の第3話では小出が”大物ワガママ女優・絵里花”なる相手に苦労する姿、「ずっとそのままの小出くんでいいの!?」とまどか(西野)が励ましているシーンが描かれている。きっと小出は第3話で大きく成長し、コイキングの汚名を返上してギャラドスへと進化を果たすのだろう。

《次回小出くんはたいあたりを覚えるとこまでかその先のギャラドスまでいくか楽しみ》
《ああーーーやっぱり小出くん、進化するんですね!!!ギャラドスになってはかいこうせんですね!!!!!!(????)》

 そう期待を寄せる声は多い。

 余談になるが、本作には世古口以外にも特撮に出演経験のある役者が多い。特に主人公のライバルで大手企業に勤める工藤美登里は、演じるのが、竹内涼真(30)主演の『仮面ライダードライブ』でヒロイン・詩島霧子を演じた“だーりお”こと内田理央(32)のため、特撮ファンから注目されている。

 世古口はポケモンの超強化形態である「キョダイマックス」にちなみ、

《自分自身がポケモンと同い年ということもあり、勝手ながらに共にせいちょうを重ねレベルアップしてきました。

 視聴者の皆様にも是非このドラマを最後まで見ていただき、人間としての最終進化を目指して己の器をキョダイマックスしていただきたいです!》

 と、公式サイトにコメントを寄せている。

 端役ではあるが、話題作『いちばんすきな花』(フジテレビ系)にも出演している世古口。本作で見事な進化を遂げて、板垣並みの大ブレイクに期待したい――。