■主演で輝く川口と、二番手で輝く松下の最強配役

「川口さんは今年7月クールに中村倫也さん(36)主演で放送されていた『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)にもヒロイン・立木彩役で出演していましたが、単なるヒロインでは終わらない、非常にハラハラ、ドキドキの役で、謎多き考察ドラマを大いに盛り上げました。

 川口さんの名演技も影響したのでしょう、『ハヤブサ消防団』は、テレ朝ドラマでは珍しく13~49歳を対象にしたコア視聴率も好調でしたね。とにかく今、川口さんは超引っ張りだこですよね。まさに今、“視聴者が見たい女優”なんでしょうね」(前出の制作会社関係者)

 そして、言うまでもなく松下も、現在最も旬な俳優だ。

 松下は、現在の10月クールには『silent』のスタッフが再集結して作られたドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)で“多部未華子(34)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)と並ぶ”クワトロ主演”の1人を務めているが、松下の真価は“女優主演のドラマの2番手”を演じる時にある。

 松下は2019年後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香(34)演じるヒロイン・川原喜美子の夫・十和田八郎を好演した際の、強い妻に押されながらも繊細で優しさをにじませる演技で大ブレイク。“八郎沼”というワードが生まれるくらい人気を博したが、その後も強い主人公を引き立てる役で人気を築いてきた。

「今年の連ドラでは、松下さんは、4月クールの天海祐希さん(56)主演ドラマ『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』(フジテレビ系)、7月クールの松岡茉優さん(28)の主演ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)にそれぞれ“主人公の相棒役”、“主人公の夫役”で出演していて、どちらも人気を博していました。どちらも作品、演技のテイストが違いつつも、多くの女性視聴者を沼落ちさせましたよね」(前同)

 松下は現在放送中の『いちばんすきな花』では主演だが、やはり多部や今田といった主演女優を引き立てるシーンも多く、役名の春木椿にちなみ、

《冒頭の椿ナレから、沼出荷されちゃって、もう浸かっちゃったよw》
《洸平さんは、一体何人いるのだろう椿さんにもまた違う色気があるんだなー、椿沼です!》
《椿に沼落ちです》

 と、現在、“椿沼”にハマっている視聴者は多い。