■相葉雅紀の役者路線はかなりアリ

「相葉のパンイチ姿など深夜らしいサービスシーンに、セリフとアクションのテンポの良さ。特に、相葉の気弱で人のいいサラリーマンっぷりが秀逸です。

 相葉といえば、上流階級の紳士を演じた『貴族探偵』(フジテレビ系、17年)の演技が物議を醸しましたが、その後のコロナ禍で定職を失った男を演じた『和田家の男たち』(テレビ朝日系、21年)は高評価。親近感のあるキャラがハマったときの相葉の演技は、光るものがあります」(テレビ誌ライター)

 相葉は嵐のメンバーの中でバラエティのイメージが強く、『VS魂』 (フジテレビ系)の後継番組である『木7◎×部(もくしちまるばつぶ)』でもMCを務めている。だが、同番組初回のVTRゲストとして、二宮和也(40)を迎えたものの、平均世帯視聴率が5.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と厳しいスタートとなった。

「リニューアルを図ったうえでの数字と考えると、木曜夜7時枠で5%台とは不安の残る船出です。『相葉マナブ』(テレビ朝日系)に『嗚呼!!みんなの動物園』(日本テレビ系)と、バラエティに強い印象の相葉ですが、今後の生き残りを考えると、役者路線に力を入れるのもひとつの手ですよね」(前同)

 バラエティもいいが、『今日からヒットマン』のような、相葉が自身の魅力を発揮する演技をもっと見てみたい。