■タレントだけではなくスタッフも「TOBE&CULEN」へ移籍

 社長になるとされる福田氏自身が「タレントの移籍」を推進しており、それにより旧ジャニーズ事務所からも退所者が相次ぐとみられている。

「独立が相次げば解散するグループも出てくるかもしれません。タレントが個人事務所を設立したり、他事務所と契約するとなると、仕事を失うのはマネージャーやその周辺のスタッフということになる。職を失う危機なわけで、誰だって不安や疑心暗鬼になりますよね。

 実は、これまでも旧ジャニーズ事務所のスタッフの中には、滝沢秀明さん(41)が立ち上げたTOBE、元SMAPチーフマネージャーが立ち上げたCULENに移籍している人が多くいるのですが、さらにこの動きが加速するのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 滝沢氏率いるTOBEには元V6の三宅健(44)、元King&Princeで現Number_i平野紫耀(26)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)、元IMPACTorsことIMP.、元ジャニーズJr.の大東立樹(18)、Kis-My-Ft2北山宏光(38)などの辞めジャニが続々と合流。

 タレントだけではない。滝沢氏は、元ジャニーズ関連会社でライブ会場のブッキングを担当していたY氏をTOBEの幹部に据えたほか、ジャニーズ事務所を退社した名物社員だったツー子氏と仕事面で協力、Jr.の振付を担当していたサンチェ氏もTOBEに合流しているとされる。

※画像はTOBEの公式X(ツイッター)『@tobeofficial_jp』より

■「会社への怒り」でタレントの動画や音声を流出させるスタッフも!?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「さらに、他の芸能事務所も“ジャニーズ事務所のマネージャーは優秀だから”と獲得に乗り出しています。ただ、ジャニーズ事務所の若手マネージャーは他事務所の社員と“つるまないようにする”という慣例があったといいますね。

 そのため、いざ会社がこのような状況になって売り込みをかけられるのは、かつての上司や先輩・同僚がいるTOBEやCULENということになると。もちろん芸能界を離れ、他業種にいく人もいるでしょう。

 マネージャーやスタッフにも激震が走っているわけですが、そうしたなかで現状に怒りを抱いている人がいるのも仕方がありません。“魔が差す”というのもあるのでしょうが、将来をめちゃくちゃにした旧ジャニーズ事務所にダメージを与えるため、鬱憤を晴らすため、会社を退社するタイミングで過去の音声や動画を流出させるという事例が増えているのではないか、と言われているんです。

 それぐらい今、旧ジャニーズ内部は不安定な状態にあるということですよね……」

 崩壊へと向かうジャニーズ帝国――美 少年やSixTONESだけではなく、今後もタレントの内部動画や音声の流出が相次いでしまうのかもしれない……。