■シーズン3は危うい!? 漫画原作に潜む落とし穴

 漫画を原作とした主演映画が、次々とヒットする山崎と土屋がW主演を務める『今際の国のアリス』。昨年配信されたシーズン2は国内のランキングでは、14日間連続で1位を獲得した。しかし、続編となるシーズン3には“落とし穴”があるようだ。

「17の国と地域で1位を獲得した同作ですが、原作分に関してはシーズン2までですべて描ききっているんです。てっきりシーズン3は新章『今際の国のアリス RETRY』やスピンオフ『今際の路のアリス』をベースにするのかと思ったのですが、エキストラ募集の設定を見る限り、漫画にはない設定ばかりなんですよね」(前出の芸能プロ関係者)

 制作会社のサイトに掲載されているエキストラ募集要項を見ると、「映画館の客」「教員試験受験者」などと記載されている。

「シーズン3の制作が発表された際に、メガホンを執る佐藤信介監督が“その答えを知る者はいない未知なる旅”と明かしていることから、今作は完全オリジナルストーリーになるのではと。

 人気漫画の実写化はストーリーが改悪されることもある。このことから、世界観を壊すオリジナルストーリーはバッシングされる危険性も十分にある。シーズン3が、炎上リスクなしにファンから受け入れられるか心配ですね」(前同)

 土屋の妊娠による撮影延期も、作品の出来に影響を及ぼしそうだ。

「シーズン1は町田啓太さん(33)や金子ノブアキさん(42)、シーズン2では山下智久さん(38)が“全裸”で挑んだ体当たり演技も話題になりました。シーズン3では前作を超える人気俳優もキャスティングされる予定だったものの、撮影が延期になったことで出演を辞退した人もいるようです。

 体型こそ戻っていますが、土屋さんは出産を終えたばかりで、赤ちゃんを育てる身。前作のような激しいアクションはなかなか難しいのではないでしょうか。

 ファンからは“けんたお”の愛称で親しまれる、山崎さん土屋さんという売れっ子コンビが引き続き主演を務めるのは大きい。しかし、キャスティングだけで原作ファンを納得させられるわけではありません。土屋×山崎の最強コンビで撮影に挑むからといって、必ず成功する保証もありませんし……」(同)