■「手すりで泣いてるシーンが先なの? すごすぎるよ」

 これにラウールは「この時代に社会現象って呼ばれるドラマが生まれることもさ、まぁないじゃない。いろんな人が見るものが分散しちゃってる感じだからさ。そんな中でも社会現象って謳われるぐらいのドラマになったってすごいことだからね」と絶賛だった。

 ドラマの裏話について目黒は、「1話の最後に想くんがバーッて手話をして、行っちゃうんだよ。それで1人で手すりをつかんで泣いて終わるんだけど。実はあれ、手すりにつかまって泣いてるところのほうが先に撮ってる」と告白すると、ラウールは「そうなんだ!? すごいね!」と驚いていた。

 さらに目黒は「だから手話をバーッてするところをまだ撮ってなかったんだけど、それをイメージして手すりに1人でなってしまうっていうところを撮ってから最後の手話を撮った」と明かしていた。

※画像は『silent』の公式X(ツイッター)『@silent_fujitv』より

 目黒の『silent』裏話に、

《silentの裏話がめちゃくちゃ凄すぎた ドラマや映画を作るって本当に大変で それを観れるのはありがたいなぁ》
《素のまんま聴いてまたsilent見始めたけどやっぱり1話が1番幸せで切ない》
《え!silentの1話の最後、手すりで泣いてるシーンが先なの? すごすぎるよ》
《silent撮影…手話のところより手摺りで泣いてるシーンを先に撮影してたとは…めめ凄い…》

 といった驚愕の声が上がった。

「1年前の秋ドラマ『silent』はラウールさんが言ったように社会現象になるほどでした。それもやはり目黒さんが聴覚を失った想という難しい役どころを見事に演じきったところが大きいですよね。画面の中にいたのは、目黒蓮ではなくまさに“佐倉想”だった。

 1話のラストシーンは驚きでしたが、まさか手話のシーンからではなく、その後の手すりにすがって泣くシーンが先だというのはとても難しかったでしょうね。まさにプロの役者の仕事でしたね」(テレビ誌編集者)

 目黒が演じた音のない世界で生きる想、川口が演じる青羽紬が心を通わせる『silent』の感動は1年経っても色褪せない――。